泣きながらオロロンラインを離れ
「道の駅 旭川」を目指す

車の外に広がるのは
おだやかな田園風景

私が住んでいる場所にも田園風景は広がっていているけれど
それとは何かが違う

「そうだ、広大なんだ」

広大な田園風景の中に、民家や小屋がポツンと建っている

北海道の建物の多くは、屋根に積もった雪が下に落ちるように、またすぐに溶けるように傾斜がついている
なので、三角屋根の建物ばかり♪
しかも結構な角度♪
その三角屋根の建物がなんとも可愛らしい🖤

まさか畑を見て「美しい」と感動する日が来るとは…(*´∀`)
自分自身に驚きである

車を走らせているうちに、どんどん暗くなってくる
景色も見えなくなってくる

「急がないと、またご飯にありつけない💦」

しばらく灯りの少ない道を走っていたけれど、
旭川市に近付くにつれ、都会らしい道に変わってきた!
セブンイレブンやドラックストアの看板が眩しい、眩しい(/▽\)♪
そして車の多いこと!

そうこうしているうちに「道の駅 旭川」に到着!

お土産屋さんは到着と同時に閉店してしまったけれど、なんとか一部のフードコートが開いてるー!
よかった(* ̄∇ ̄*)!

旭川ラーメンと餃子を注文!

この旭川ラーメン、すんげぇ美味い‼️

北海道に上陸してから食べた物の中で1番の美味しさである

「北海道のラーメンは美味しい」
そんな話をよく耳にする
その度に「イヤイヤ(-∀-)うちの近所のラーメンだって美味しいし」
そう心の中で突っ込みを入れていた私

私が間違っていました
謝りますm(__)m

本当に美味しいしラーメンだった!

今回食べたこのラーメン屋さん、ちょっと有名なお店らしい
いつか本店に行ってみたいな♪

無事に食事にありつけ、後は宿泊地を目指すだけ!

この日も車中泊だけれど、同じ敷地内にある宿泊施設で温泉に入れる!

受付時間を確認して、スマホのナビで到着予定時間を見ると…
やっぱり結構ギリギリ(;゚д゚)
急げ、急げ!
途中でセブンイレブンに寄って、自撮り棒のボタン電池を購入
ついでに明日の朝、小腹を満たすパンも買っておこう、ソフトカツゲンもあるといいなぁ…ないなぁ(._.)💧
そんなことを考えながら、ふとレジ横を見ると…
おっ!
ザンギ棒があるー🎵

ザンギは北海道のからあげ
違いがよくわからないけれど、北海道でしか食べられないことに間違いはない(°▽°)
迷わず購入!

ザンギ棒を食べながら、富良野市を目指す!

旭川の街の灯りからどんどん離れ、気付けば山道を走っていた

いやー(-∀-)!
本当の山道!
本気の山道‼️

辺りは真っ暗
何も見えない

途中からグネグネとした山道
まさかの霧まで出てくる
どんどん道は細くなる
もちろん他に車はいない
対向車ももちろんいない

私の愛車は軽自動車
山道仕様に作られていない
むしろ「私の可愛い愛車に山道なんて走らせるつもりはないわ」なんて思いながら生活してきた

無事に着くかしら⁉️
可愛い愛車が壊れちゃわないかしら(~O~;)
ていうか、この道で本当に合っているのかしら⁉️

色々な不安が生まれる
どんどん、心細くなる
そんな山道と闇だった

スマホのナビを信じ、ひたすら私は心細さに、愛車は坂道に負けないように頑張るo(`^´*)

すると…
柔らかなオレンジ色の灯りが見えてきた

次の瞬間
霧のような白い煙の中からロッジのような建物と「白銀荘」という看板が現れた!

幻想的な瞬間だった

「着いた…」
本日の宿泊目的地である

お風呂の用具を持って、急いで受付に向かう

まずは車中泊の手続きを済ませ、説明を受ける
そして入浴について聞く

入浴時間は30分ほどしかないという事実を知らされるΣ(・ω・ノ)ノ
「急いで入って、出てきますねっ!」とフロントの方に話すと、笑顔で「少しくらい大丈夫ですよ」と( ´∀`)
ありがたい!
でも迷惑はかけられないと思い「いってきます!」と大浴場に向かう

この大浴場がまた広い!
そしてお湯の温度もいいカンジ♪
いつまででも入っていられる

時間が時間なだけあって、他の入浴客は私も含めて2人

ゆっくり内湯に浸かりながら今日1日を振り返る
色々なことが思い出される
今日1日だけじゃない、今までの過去の出来事
忙しさの中で振り返る余裕がなかった、色んな出来事を思い出す

そして、未来のこと・これからのことを考える
「今度はゆっくり、この温泉に浸かりに来よう」

そう決意をし、入る時間のなかった露天風呂に未練を残しつつ、大浴場を出る

さて!
車中泊の準備だー!




ノシャツプ岬を出発し、目指すはオロロンライン❗️

ノシャツプ岬付近にあった、ミニ水族館と海鮮丼屋さん、お土産屋さんに未練を残しつつ愛車を走らせる

向かったのは「道の駅 わっかない」
ここはどうやら、日本最北端の道の駅になるらしい
稚内駅に併設されていて、お土産物が豊富🎵
ここでしか買えないものもたくさんあって、大興奮‼️
大好きな北海道のスナック菓子「ポテコタン」もあるっっ!
夏の車内でも溶けないお土産やお菓子を買い込み、出発!
この稚内駅近辺にも、海鮮丼のお店が…( ̄¬ ̄)
しかし、なんだか敷居が高く、一人で入れない…
まだまだだ、私

道の駅・わっかないを出発し、いよいよオロロンラインに入る

オロロンラインを南下して、初めにあったのが「道の駅 てしお」

ここでお昼休憩🖤
ここら辺の名物は「しじみ」とのこと(°▽°)
食堂に入り「しじみラーメン」を注文!

出てきた「しじみラーメン」は…

「しじみ、でかっ‼️」

私が知っているしじみではなかった
この大きさは…そう、あさりである(゜゜;)

改めて思う
「北海道はでっかい」
「しじみもでっかい」

しじみの衝撃的な大きさに感激しながら、ラーメンをいただく
衝撃的過ぎて、味を覚えていない
しかし「美味しい~🖤」という感想だけは胸の中に残っている(^-^)

しじみを堪能し、愛車と道の駅・てしおの写真を撮り、さぁ!出発(^w^)

昨日、北海道名物をほとんど食べられなかったという反省があったので、この日はなるべくお腹にたまらないものを、たくさん食べよう!と考えていた。
ラーメンであれば、1日5食くらい行けちゃう⁉️なんて考えながらニヤニヤする(笑)

次に向かうは「道の駅 富士見」
可愛らしい、とんがり屋根の道の駅だった

オロロンラインを走っているうちに…
なんと!天気が晴れてきた(≧▽≦)!
右側には、日本海が広がる!
そして(おそらく)利尻島が見えるっ!
それくらいの晴天に変わってきた!

すごい!
最高の景色っ‼️

景色を楽しみながら
「道の駅・ロマン街道しょさんべつ」に到着
ここでは、ハスカップのお土産をGET!
天文台があることを知り、いつか星を見に来れたらいいなと思う

再び、オロロンラインを南下

最高の景色が広がる

夫に用意してもらった
魔女の宅急便の「やさしさに包まれたなら」をかけながら、オロロンラインを楽しむ

途中、オトンルイ風力発電所の景色が広がる

最高の青空に
最高の景色
車を停め、写真撮影
外の空気を楽しむ

目に写る、すべての景色が美しい

これは昨日から感じていたこと

こんな美しい景色を見ることができるなんて

景色を見て、こんなに感動をする日がくるなんて…!

涙が出るくらいの感動、心の動きを感じていた

そんな自分に驚いた



超・ごきげんで車を走らせながら
途中、途中で写真撮影を楽しみながら
「道の駅 ほっと・はぼろ」と「道の駅 風Wとままえ」を制覇!
このどちらかで、えびラーメンか海鮮丼を食べようかと企んでいたけれど、この2つの道の駅は温泉施設(銭湯タイプ)やホテルと併設された造りになっていたため、お昼の時間を過ぎた3時から4時の時間帯は、レストランがまさかのクローズ( ̄▽ ̄;)
仕方ない…

次の道の駅でご飯だー!

次に向かったのは「道の駅 おびら鰊番屋」
到着したのは午後の5時近くだったかな⁉️
この道の駅、雰囲気が抜群にいいっ!
そんなに大きな道の駅ではないけれど、味のある建造物で、本当にステキ!

さて、お腹が減ったぞー。
ここにラーメンはないけれど、鰊が名物らしい(*^-^*)
食べてみよう!
そう思い、食堂に行くと…
あれ?他にお客さんがいない…
イヤな予感(-∀-)
やっぱり…
閉店3分前Σ(゚Д゚)
私が食堂に足を踏み入れると、店員さんの戸惑った表情が…。
そこはもう、空気を読んで、小さなお土産コーナーをなに食わぬ顔で見て、退場しましたよ(^。^;)

ヤバイ…
昨日と同じく、またご飯にありつけないかも…。
まぁ、仕方がない(*_*)
ロイズのチョコレートがあるっ!

食堂を出て、まだ開店しているお土産屋さんを楽しむ
地元の方々の手作りのお土産があったり
ここでしか手に入らないものがたくさんあった!
軽食コーナーもあったので、コロッケを購入♪
建物の中も外観も写真を撮る
もちろん、愛車の写真も撮る、撮る、撮りまくる

食事にはありつけなかったけれど、この道の駅の雰囲気がとても気に入ってしまった
「きっと夫も気に入るだろうな」
「また来たいな」そう思える道の駅だった。


そしてこの道の駅、
道路を挟んだ向こう側には海が広がっていて
駐車場もあった!
もちろん、愛車を移動させる

外に出る
優しい海風と波の音、海のにおい
そして、海面に反射されている夕日の優しい光
今でも忘れることができない
そんな景色、時間だった

気付けばもう夕方の5時をまわっていた

今日1日のことを思い出す

「12時間前は、日本最北端の地にいたんだよなぁ」
「宗谷岬は寒かったし、風も強くて寒かったな」
「この12時間で色々なものを見たなぁ」
「最高の景色を見ることができた」
「愛車との幸せな時間だったなぁ」

色んなことを思い出し、また涙が出てくる

余韻に浸りながら
「また来れたらいいな」
「またこの景色を見れたらいいな」
「また来よう!今度は夫と一緒に!」
「そのためには、仕事を頑張らないとなぁ(ーдー)」
なんて考えながら、今日の目標としている宿泊場所をスマホのナビで検索すら

このオロロンラインは、小樽まで続いているらしいけれど、私の今日の宿泊目的地は「富良野市」

富良野市に向かうためには、この道の駅を最後に、オロロンラインから離れなくてはならない

富良野市に入る前に、どこかの道の駅でご飯を食べたい…
お腹がペコペコである
途中にあるのは「道の駅 旭川」
よし!次の目的地はここだー!

到着予定時間を見ると…
あら⁉️営業時間ギリギリじゃーん(゚Д゚ ||)
けど、行くしかないっ!
さぁ!出発だ~(*^O^*)

こうして、オロロンラインを離れた
日本海がどんどん遠くに、見えなくなってくると
寂しさで涙が出てくる
泣きながら「ありがとうーぅ‼️」と車内で叫びながら車を走らせる
この時はもちろん、大真面目
けれど、今この自分の姿を客観的に思い出すと笑える(((*≧艸≦)ププッ


こうして号泣しながらオロロンラインに別れを告げ
北海道の道央を目指すのだった
さて
オロロンラインの話に入る前に
猿払村にある、道の駅さるふつ公園付近での出来事を1つ書き忘れていたことに気付いたので、追記させていただきたい

日の出をみるために、朝一番で宗谷岬に向かった後、もう一度、さるふつ公園付近に戻った私

戻った目的の1つに、この猿払村には「エヌサカ線」という、果てしなく続く、まっっっすぐな道があることを調べていた

そのエヌサカ線に向かう

朝早かったこともあってか、誰~もいないっ!

天気は曇ってはいたけれど、そのエヌサカ線を愛車で走る

「天気がよければ、さらに最高だったろうねぇ」と
愛車に話しかける(*´∀`)

THE・ドライブ🎶🚗💨🎶

途中で降りては、愛車とエヌサカ線の写真撮影をしたり、自撮り棒で私と愛車とエヌサカ線の3ショットを撮って楽しむ

エヌサカ線の端っこに到着し
今度はエヌサカ線を反対方向に走り、楽しむ(*^-^*)

そして、エヌサカ線に別れを告げ、もう一度さるふつ公園に戻ったのだった(^^)