休日のお昼ごはんを作るのは正直、面倒である


平日であれは適当に、本当にテキトーにチャチャッと済ませることができるのに…


そう。

休日は夫がいるのである


コロナ禍の今、外食もできない


そう。

用意するしかないのである


特に年末年始やGW、お盆休みなんかは、うんざりしてしまう


「亭主は元気で留守がいい」とはよく言ったものである


ある大型連休中の出来事

さすがにお昼ごはんを用意するのが嫌になった私は、夫に焼きそばを作ってもらった


なかなかのお味であった!


お昼ごはん作りから一時解放された私は、夫を褒めてみた

気分がよかったので、少しオーバーに褒めてみた

「すっっごく美味しいっ!」


心の中は「すごく美味しい!お昼ごはんを作らなくてもよくて、すっっごく嬉しい!!」である


まんざらでもない様子の夫は、それからたまにお昼ごはんに焼きそばを作ってくれるようになった


その度に夫を褒めてみた

「今回もすっっごく美味しい!」

    ↓

「美味しい〜!また食べたい!」

    ↓

「こんなに美味しい焼きそば食べたことないっ!」

    ↓

「お店出せるんじゃない?焼きそば屋さんっ!」


褒め方はどんどんエスカレートしていった


そのうち、焼きそばの材料を用意するのさえ面倒になった私


ある日夫が

「昔は実家でよくチャーハンを作っていたんだー。じいちゃんのチャーハンが美味しくて、マネして作ったっけなぁ」


なんということでしょう!

妻である私のセリフはもうこれしかない

「美味しそうー!食べてみたーい!」


嬉々と台所に向かう夫

しめしめとほくそ笑む妻


出てきたチャーハン

・心の声

「うん。普通に美味しいじゃん」

・実際のリアクション

「美味しいー!チャーハンも作れるなんてスゴイねー!料理上手じゃんっ!」


それからの夫は私がリクエストをすると、すぐにチャーハンを作ってくれるようになった


お昼ごはんの用意から解放される私は嬉しくてたまらない


嬉しくて、嬉しくて夫を褒めまくる

オーバーリアクションで褒めまくる

美味しくてたまらないという様子でチャーハンを頬張る


そんなことを続けていくうちに普通に美味しかったチャーハンは、回を重ねるごとにレベルアップしていった


昨日食べたチャーハンは、まさに絶品であった


夫がどこまで腕をあげるのか、褒めまくって検証してみようと思う



明後日もチャーハンを食べたいと笑顔で言ってみよう



喜ぶ妻

得意気に台所に向かう夫

これこそが、WIN-WIN\(^o^)/