昨夜整理していた荷物の中から古い写真が思いがけなく出てきた。

 

 

優に十年は経ってるのかな。女房がスマホで撮ってくれたので、チェックしてもらえば、撮影年月日はわかるのかな。朝早く東京に向かって夕方頃帰るといっていた。ときどき思い出しては「どこへ行ったんだろう」って思ってた。因みに、先だって今使っているカメラの前に少しの間使ってた女房のお下がりのカメラをチェックしたら、おいの結婚式の写真と共に、12年前に早逝した博の写真が入っていたので現像しようと思ってる。因みに、今は彼のお母さんが形見としてくださった彼のカメラを使っている。

あだ名を「軍」という。その由来は知らない。漢字も違っているかもしれない。

けんかが強かったんで、そこから、イメージしたものではないか、と勝手な解釈をしてる。小学校3、4、5と一緒で、俺が小学校5年で転校した後、また、中学で一緒になった。ただ、残念なことにその三年間で同じクラスになることはなかった。高校時代も、学校がすぐ近くだったんで、昼休みなどで偶に店先などで顔を合わしてた。後述の花輪-「どうしたんだい、ベイビィ」??-も一緒だったなぁ。彼もこの頃転校してきた。

小学校のときは、俺はちびで、彼はでかくて、がっちりしてたなぁ。なんかどっしりしてる感じだった。仲良かったけど、よくけんかをして泣かされた。あの頃は、悔しさを平気で涙で訴えることができた。小学校も上になってくると、泣くのは恥ずかしいという思いが出てきて、泣かなくなる。&なぜか、小学校の時は取っ組み合いだったのに、中学以降は殴り合いに変わる。不思議だ。

( 前に書いた )小学校1、2年のときの木のちゃんは、俺が金魚のウンコのようにくっついてる、親分と舎弟のような関係だったが( どっか憧憬みたいなものが混じってた )、軍とはそういう関係までではなかった。まぁ、俺の方がやっぱ下ってのはあったんだろうけど、木のちゃんに抱くような思いはなかった。よく彼の家に遊びに行った。大きな農家で、家もでかく、それを羨ましがってた。弟が生意気で、俺のことを呼び捨てするのが気に入らなかったが、処置なしであった。いつぞや、勉強のできない彼が( 親の意向で )当時ぼちぼち出始めた塾に行かされるというので、一緒についていったことがあった。多分体験授業だったんだろうなぁ ... 。小学校の頃は、俺もあまり成績がよくなかったんで、なんか羨ましく思ってたのを覚えている。

( 話戻って )彼が地元で焼き肉屋を営んでるのは、風のうわさで耳にしていた。羽振りのいいような話だった。店に入って再会を果たしたときには、「顔を作って」ちょっとヤバい系の仕事を匂わせる感じで、開口一番彼に問うた。「俺、今何やってると思う?」すっかり薄くなってた。歳月は残酷だ。浮かれて饒舌になってたんだろうなぁ、いつもながら。彼がやけにニコニコしていたのだけが、印象に残っている。

そうそう、この帰省の折、嫌がる女房と先代の雌のワンコを車に乗せて、思い出の地を巡っていたんだ。中学のときに付き合ってた純子ちゃんが高校に入って、花輪 ー 図体がでかくて、口は達者だったけど、けんか弱かったなぁ(笑) ー と20代早々に結婚して、母親と暮らす彼女の家に「マスオさん」状態で収まっていた。ついつい、近くに車を置いて、歩いて確かめたら、それらしい家はなかった。近くにいたおばさんを捕まえて、確かめてみたら、ちょっと前に静岡(そんな風に覚えているんだが、ちょっと?)に引っ越したとのことだった。物事を悪く考えがちな性癖ゆえか、瞬間なんか悪い思いが頭を過ぎった。

 

 

 

 

修学旅行の写真。

なつかしの駒井先生(「近藤さ~ん」あのお上品ぶりが俺は正直苦手だった。でも、いい先生だった。おやじと同じ年だから ... )、純子ちゃんは班が違ったんでいないけど、前述の花輪とゆかりちゃんがいる~。

前列左から、ゆかりちゃん、南さん、玉枝ちゃん、後列左から、花輪、小原( 二人とも180㎝前後 )& 俺。

 

 

小原とは修学旅行後ほどなく、俺の一方的な思いで、別れを告げた。

小原は、( 自称? )当時の中学の番長という噂だったが、正直半信半疑で捉えてた。小原は、その後役者を目指して、金子信夫の劇団?に入ったようなことを聞いていた。その後、会社勤めをしていた30代の後半で、ひょんなことから消息が分かり-これにもおもしろいエピソードがあるんだが ☆下記参照-、高円寺で再会して飲み明かした。売れない役者稼業はどうしたんだろう?介護の仕事、続けてるのか? 

ここでも、軍が登場してくる。俺が無情にも小原に別れを告げたと聞いて、軍が会いに来たことがあった。「おまえ、随分酷なことしたなぁ」みたいなことを言われたんだよなぁ ... 。思えば、ずっと同じようなことしてる ... 。

 

木のちゃん、弘務、義男ちゃん、幸ちゃん、安藤、靖君、春野、小笠原、正巳、元、松本、岡村、二人の鶴田、前島、山科君、真田、輿石ツインズ、村田、幹夫、岡田、おたん、由三、なべちゃん、立川、茂手木、神野、堀之内、孝ちゃん、なつかしの顔が浮かんでくる。みんな、どうしてんだろう?!会いたいなぁ ... 。後藤とか、もうアッチに行っちゃった人たちも何人かいる。

ネットを調べたら、まだ焼き肉屋は営業しているようなので、また、女房を誘って行ってみようかなぁ。もう、ツルツルになってんじゃぁねぇのぉ。得度してたりしてっ( 爆っ! )。

 

 

小原くん絡みのエピソード

会社勤めで広報課にいたときに、カメラマンとして静岡から単身赴任してきた藤原さんが、高円寺で一人暮らしを始めて、界隈を飲み歩くうちに、テレビでも一時期ちょっと有名だった、地元のおもちゃ屋さんと懇意になって、タイミングよく「今度、映画を作るんで、エキストラで出てもらえませんか?」という依頼を受け、快諾。いつもニコニコして饒舌だった藤原さん、なるほどなぁ ... 、って思ったよ。

その後、会社に人数分チケットを用意してくれて、課の7人で呑み会がてら、こぞって見に行くことになった。小原が高円寺にいることは知っていたので、パンフレットをよくよく見ると、彼の名前が載っていた。

私的には松田優作のイメージー正直あそこまで豪快ではなかったがーを抱いて臨んだ当日。課のみんなにも、そのイメージで彼のことを話していた。どの場面で、登場するのか、と固唾を呑んで見てたけど、結局最後まで判らなかった。後々- 彼にもそのこと、話したけど - 学生運動にのめり込んでいる主人公の弟を説いて、地元に帰らせようとする兄の役。俺のイメージとは違って、そこにいたのは普通のオッサンだった。歳月の長さを思った。運よくDVD化された、そのDVDは大事にしまってある。宝物である。

 

こうやって辿ってゆくと実に人生はおもしろい。

残り あと何年 

どんな人との関わりがあるのか、どんなエンディングが待ってるのか?

 

関東甲信越が梅雨明けとのことで、夏本番=酷暑本番だね。

TAKE CARE!

 

 

 

 

REMEMBER

Remenber よみがえる 夏に飛びたい

君を見つめ続けたぼくに チャンスくれるなら

溶けだす思い 呼びかけるよ Fall in love 

 

退屈色した昼のスケッチ ( Take it in your eyes ) 

君のキャンバスをばくは笑った ( You turn to cry )

どんなアドバイスも 涙で逸らしたあと

無邪気な笑顔が やけにシャクだった

 

Remenber 絡まったロープほどいて

答え結びあわせたぼくを すり抜けていった

夏の魔術を 忘れないよ Fall in love

 

きまぐれに染まる ぼくのスケッチ ( still you are my baby ) 

描く時間を 君は嫌った  ( You turn to cry )

忘れてくものほど 気にかけるフリなんて

すぐに突き返し 君を困らせた

 

Remenber 逃げてゆく 時を追いかけ

なにか探し続けるぼくを そこに立ったまま

見送っていた こわれた夏の日に

 

重ならない色で いたずらに描かれた

ふたつの時計は いつか止まってた

 

Remenber よみがえる 夏に飛びたい 

君を見つめ続けたぼくに チャンスくれるなら

溶けだす思い 呼びかけるよ Fall in love 

 

Remenber 絡まったロープほどいて

答え結びあわせたぼくを すり抜けていった

夏の魔術を 忘れないよ Fall in love

L⇔R

 

 

 

 

 キモチはガキの頃のまんま ...  のつもり

 

 

 

 

 

 

 

 くだんの、軍とのトゥーショットは、2010年7月25日と判明。

 あぁ 光陰矢の如し、ほぼ14年前 ... 。

 

  梅雨明けて 紫陽花は早や 置いてかれ   無頼庵人