午前二時の女 

札幌 霧雨 午前二時  

酒に抱かれた 女がひとり  

別れた男の写真 眺めて  

吸えない煙草に むせている  

まなじりの泣きぼくろ  

やつれた頬が 気にかかる 気にかかる 

 

大阪 こぼれ火 午前二時  

泪小紋の 女がひとり  

強がりを言って 行かせたけれど  

直した目張りが また解ける

左手のくすり指  

指輪の跡が 気にかかる 気にかかる 

 

長崎 汐風 午前二時  

夢をなくした 女がひとり  

やさしい異国の 男にいつか  

習ったブルース 口づさみ  

死にたいと ふともらす  

その一言が 気にかかる 気にかかる

並木ひろしとタッグ・マッチ 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

大学3年 or 4年だったかな?

グランド・キャバレーのウェイターのバイトやってたとき、店がお開きになった後の

店内掃除のときにこの曲がいつも流れてた。

この後に「賄い飯」が待っていたので、貧乏学生はそれを楽しみにしてた気がする。

バイト始める面接のとき、行ったら、「黒服」が出てきて、ちょっとビビったが、

後々で聞くと強面の人が、青森の五所川原出身とか聞いてちょっと笑えたりした。

どのブログだったかずっと前にも書いたような、

-スクラップトゥ&ビルトゥの私ゆえ-

その掃除の最中に古株の、国学院大の少林寺拳法部の○○と些細なことで揉めて奴に「後で裏来い!」とか言われて、一戦交えた武勇伝(爆っ!)を思い出す。

基本チキンなんだけど、売られたけんかは買う方なんで?、首を縦には振ったけど、

こういうときは、必ずコテンパンにやられて地面に横たわってる自分の姿を想像してしまう。

おふくろが作ってくれた、左手の金の指輪- 見栄張ってました-を徐に外してから、戦闘開始。結果は、ワンサイドゲームの完封勝ちで、もう後の方は終電に間に合うかどうかも心配になってくるわ、相手が可哀そうになってくるわで途中で止めて帰途に。結局、終電には間に合わず、中野の兄貴の所に泊まらせてもらった。店の駐車場だったんだが、つくづく警察沙汰にならんでよかった、と後々で思ったものだ。

この手の話をすると女房にはいつも笑われる。でも、男ってこういう思い出をいつまでも大事にとっておきたがるものなんですよ ... ??!

そうなんだよ。この時、同じバイト仲間の、与論島出身の、東洋大の阿野-酒強かったなぁ-から借りてこの時着用してたスラックスに穴開けちゃって ... 。あの後、どう対応したのかが抜け落ちてしまっている。

彼には、就職後間もない、社会人一年生のときに偶然某駅で出くわして、二言三言交わした記憶がある。お互い、スーツ姿で、彼は手に仕事用の大きなバッグを携えてた。百科事典かなんかの営業をやってると言ってたように記憶しているけど ... 、「阿野ちゃん、元気ですかっ?」