ほんこん 

小池都知事の学歴訴訟騒動再燃で…

アラビア語「喋ればいい」

わかる人が判断しますよ

 

 

 

 お笑い芸人のほんこんが12日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、カイロ大の卒業をめぐる学歴詐称騒動が再燃している小池百合子都知事について触れた。 

【写真】書店から「文藝春秋」が消えた…疑惑が再燃した小池都知事  

ほんこんは「喋ればいいのに 都民が見てわかる人が判断しますよ」と指摘した。併せて、自由を守る会代表の上田令子都議が小池氏にアラビア語での答弁を求め、これを拒否されたとする動画を引用添付した。この動画は上田氏が2020年6月、自身のユーチューブチャンネルで配信した。小池氏の学歴詐称騒動をめぐっては、10日発売の「文芸春秋」で小池氏の元側近が新たに告白している。

 

【関連記事】

 

 

女帝・小池百合子氏が大誤算で窮地へ…

補選に向けて発覚した「驚きの数字」

 

 

 

 

 女帝、小池百合子都知事の思惑は大きく外れてしまったのかもしれない。4月28日に行われる衆議院の3つの補欠選挙のうちの1つ、東京15区補選に満を持して作家の乙武洋匡氏を擁立した小池氏だが、与野党各党の情勢調査で既に厳しい数字が叩きつけられている。 

 

【一覧】「次の首相になってほしい政治家」岸田は15位…上位に入った「意外な議員」  

 

都知事から国政に戻ってくることも噂され、補選はその足掛かりとも見られていたが、元側近による文藝春秋への告発によって学歴詐称疑惑も再燃しており、早くも窮地に立たされている。

「乙武氏にここまで悪い数字が出るとは」  

永田町に出回っている情勢調査の結果を見て、自民党関係者は絶句した。  

日本維新の会が実施したとされる東京15区補選の情勢調査によると、立憲民主党の酒井菜摘氏が15.6ポイントで首位となり、維新の金澤結衣氏が次点の10.2ポイント、日本保守党の飯山陽氏が9.2ポイント、共産党の小堤東氏が7.8ポイントと続き、乙武洋匡氏は7.5ポイントと遅れをとっている。すでに共産党は小堤氏の出馬を取り下げ、酒井氏を支援することを表明しており、酒井氏のポイントはさらに上積みされていく可能性が高い。また、自民が実施したとされる情勢調査でも、立憲・酒井氏18ポイント、維新・金澤氏15ポイント、乙武氏11ポイントとなっており、乙武氏の劣勢が伝えられている。  

そもそも東京15区補選は、昨年4月に実施された江東区長選で自民の柿沢未途元衆院議員が選挙買収を行い、公職選挙法違反の罪で逮捕、起訴(すでに懲役2年、執行猶予5年の有罪判決が確定)された「政治とカネ」の問題が発端になっている。裏金問題が自民を揺るがす大逆風の中で、同党は候補者擁立もままならない状態だったが、小池氏は乙武氏の擁立を内々に自民幹部に伝達。選挙に強い小池氏が、乙武氏という知名度抜群の候補を立てるという「助け舟」に自民は飛びつき、推薦を出す方向で調整していた。  

しかし、乙武氏は自民の裏金問題に関する悪評を懸念してか、出馬会見で「政策を見て推薦したいという思いをいただけるのであれば1つ1つの政党とお話をしたいが、現時点では私自身から推薦依頼を出している事実はない」と発言。一方の自民も、予想以上に伸び悩んでいる乙武氏の情勢を見て「惨敗するなら推薦を出さないほうがいいのではないか」(関係者)という声が出ている。

構想はすでに瓦解

 もともと厳しい情勢になる懸念はあった。  

2016年参院選では自民党が乙武氏を擁立する予定だったが、不倫などの女性問題が週刊新潮で報じられて出馬を断念。  

乙武氏は2022年参院選にも、無所属で東京選挙区(定数6)に出馬したが、9位となり及ばなかった。それでも都内の選挙で圧倒的な強さを見せる小池氏がバックアップする体制に自民は勝機を見出していたが、創価学会女性部(旧婦人部)の影響が大きい公明党は女性問題に難色を示し、都民ファーストの会と連携してきた国民民主党も「自民党が推薦を出すような人は応援できない」(榛葉賀津也幹事長)と述べるなど、思い描いていた構想はすでに瓦解しつつある。

そうした中でさらに小池氏を追い込んでいるのが、都民ファーストの会で事務総長をしていた小池氏の元側近、小島敏郎氏が文藝春秋に寄せた「告発」だ。  

2020年に小池氏の「カイロ大学卒業」に関する学歴詐称疑惑に迫った『女帝 小池百合子』(ノンフィクション作家・石井妙子著)が発売されたのに対して、駐日エジプト大使館がFacebookに小池氏の卒業を認めるカイロ大学声明を掲載して沈静化を図ったが、この声明は小池氏の依頼によってジャーナリストが執筆したという内容になっている。学歴詐称を払拭するための声明に小池氏自身が深く関わっていたことを示すもので、その正当性は大きく揺らいでいる。  

乙武氏の補選勝利を足掛かりに国政に戻り、総理大臣の座を狙うのではないかとまで言われていた小池氏だが、情勢調査による厳しい数字、再燃する学歴詐称疑惑で状況は一変してしまったと言えよう。  

候補者が乱立して混戦模様の東京15区補選。そこに小池氏や自民の思惑、疑惑が重なって、より状況は混沌としている。さらに「自民党がいよいよ窮地へ…ナンバー2・茂木幹事長がついに口にした「驚愕のひと言」」の記事では、自民党がいま迎えている大きな危機について報じている。

 

 

【関連記事】

 

 

 

舛添要一氏

経歴詐称疑惑 小池都知事に感じた違和感

 

小池百合子都知事(右)を断罪した舛添要一氏

小池百合子都知事(右)を断罪した舛添要一氏© 東スポWEB

前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が14日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)に出演。学歴詐称騒動が再燃している小池百合子都知事を厳しく断じた。

10日発売の月刊「文藝春秋」は、小池氏の最側近だった元都民ファーストの会事務総長の小島敏郎氏による告発記事を掲載。4年前の都知事選前に起きた小池氏のカイロ大卒業を巡る学歴詐称騒動で、小池氏周辺は駐日エジプト大使館のフェイスブックに卒業を証明する声明文掲載の裏工作を行ったという。

さらに小池氏がカイロ大在学時に現地で同居していた北原百代氏の手記も掲載され「出てもない大学を『卒業した』と言ってはいけない」とカイロ大卒は虚偽だと告発した。

このニュースに舛添氏は「学歴詐称というのは、公職選挙法違反なんです。選挙公報に大学出てないのに大学出たって嘘ついてたら、当選無効になったりするんです。罪なんですこれは」と政治家が学歴を偽ることの重大性を指摘。

その上で、舛添氏は小池知事と初めて会った40年ほど前を回想した。当時「パリ帰り」の舛添氏と「エジプト帰り」の小池知事はメディアの脚光を浴び、テレビでよく共演したという。

舛添氏は「その時に本をもらったりしますから、その本に『カイロ大学 首席卒業』と書いてあるわけです。私は驚いちゃって『私は逆立ちしたってフランス人じゃないから、首席でパリ大学出るはずない。あなたカイロ大学首席卒業ってすごいね』って言ったら、彼女はヘラヘラっと笑って『あのね、学生私一人しかいなかったの。だから、首席でもあるしビリでもある。一人だからこうなったのよ』って言った。それをずーっと信じてきたんです」と当時の会話を再現した。

しかし、小池都知事が就任した2016年、記者会見で学歴について質問が出たと言い、舛添氏は「『学生の数がいっぱいいましてね』っていうのをまず言った。それで『首席』って言わないんです。『ベリーグッド』だと『いい成績ですと先生に言われ卒業した』と。私は一人だからトップというのを信じてきたが、まずそこから嘘ついてる」と顔をしかめた。

現在は「首席」ではなく「卒業」そのものに疑惑が出ている状況だが、舛添氏は「東京大学やパリ大学ではそういうことはありえないけども、エジプトのあそこの大学っていうのは、適当に卒業証明書を偽造したりするめちゃくちゃいい加減なんですよ。ということは何が起きてるかというと、エジプト政府に対して〝借り〟ができてるわけですよ」と解説。

その上で国政復帰説のある小池知事に対して、舛添氏は「国政に戻って外交なんかやれるわけないですよ。エジプトに頭上がらないわけですから。ある1つの国に負い目があるというのは、外交できませんよ。彼女が国政に出て外務大臣かなんかになった時に、エジプトが『あなた学生の時に偽造してあげたじゃないすか。もうちょっと援助よこしなさい』って言われた時に断れるか?ということになる。都知事はもつけど、国政はこの問題がある限り、無理だと私は見ます」と明言していた。ウォッチで表示