願い 

何を今日は求めて生きた 

淡いたそがれ町をやさしく閉ざす 

ひとり そっと見上げる空に 夕星ひとつ輝く 

 

たとえ今日の夢がこわれ去っても 

望み明日につなげ 人は生きるものなのか 

だれも喜びと悲しみを 

胸に抱いて 生きてゆくのか 

明日も

 

 

なぜと風に問いかけたとて 

町を夕風何も答えずゆくよ 

なぜに生きる答えを求め 

だれでも生きているのか 

 

たとえ今日の愛がこわれ去っても 

のぞみ明日にかけて

人は歩むものなのか 

だれも喜びと悲しみを 

胸に抱いて 生きてゆくのか

明日も 

 

たとえ今日の愛がこわれ去っても 

のぞみ明日にかけて

人は歩むものなのか 

だれも喜びと悲しみを 

胸に抱いて 生きてゆくのか

明日も 

西郷輝彦

 

 

 

 

 

 

歌はいつもそばにいて、慰めてくれる。

歌は世につれ、世は歌につれ