森永卓郎氏 

「また歴史は繰り返すかもしれない」

「それでいいと思っている人が…」

 

 

 

 経済アナリストの森永卓郎氏(66)が20日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」にスタジオ生出演。日銀のマイナス金利政策の解除について不安点を口にした。  日銀は19日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除を決めた。2007年以来17年ぶりの利上げで、約11年に及ぶ大規模緩和策の正常化を始め、金融政策は歴史的な転換点を迎えた。  これを受け、リスナーから「せっかく上昇しかけた景気の腰を折るなんてことにはならないんですか?」と質問を投げかけられた森永氏は「前は2006年だったかな。ゼロ金利解除っていうのをやって、一気に景気が失速して、そのあとリーマンショックになったんですよ」と2008年に起きた世界的な金融危機を挙げ、「また歴史は繰り返すかもしれない」と見解を示した。  パーソナリティーの垣花正アナは「いや~まあホントにそれぐらい大きな転換点を迎えてしまったんですね。リーマンショックって聞くと、みんな苦い記憶があるわけじゃないですか」と驚きを口に。森永氏は「でも、それでいいと思っている人がいっぱいいるっていうこと。金融村以外でも偉そうな人がみんなそう言ってる」と指摘した。

 

 

 

森永氏 ゼロ金利解除をバッサリ

五年や十年先にやらなきゃいけないこと

今 やっちまったっ!!

 

 

 

 

 

 経済アナリストの森永卓郎氏(66)が20日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」にスタジオ生出演。日銀のマイナス金利政策の解除について見解を示した。  

日銀は19日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除を決めた。2007年以来17年ぶりの利上げで、約11年に及ぶ大規模緩和策の正常化を始め、金融政策は歴史的な転換点を迎えた。  この日、森永氏のコーナー「9時の聞きドコ~ニッポン経済の今を解説~」でもこの問題を取り上げ、「二極化する日本企業 今、本当に必要な経済政策とは」というテーマで話した。  森永氏は「マイナス金利を解除して、17年ぶりの金融引き締めに日銀は打って出たわけですけど、これはどういう思想的な背景があるのか。デフレ脱却なんかしてない。にもかかわらず、無理やり金利を引き上げにいった」と見解を示し「ちょっと話がズレているように思われるかもしれないが、日銀と財務省は今でも一体なんです」とした。財務省の前事務次官・矢野康治氏についても触れ、「政府部内で高い評価を得ている」とし、同氏が先月22日に東京財団政策研究所のイベントで基調講演を行った内容を取り上げた。  矢野氏について「もともと強烈な財政再建論者」だとし、「どんどん財政支出は締めて、増税をどんどんする、それが正しい道だって言っている人」と森永氏。「『企業も個人も低金利の絶大な恩恵を受けてきた。国債の利払いも横ばいか、シフトダウンで済んできた。ただ日本経済全体がぬるま湯になり、ゾンビ企業の温存など、経済全体を弱くしたことは間違いない。良かれと思ってしたことが中長期的には逆だったという結果をよく反省すべきだ』と矢野氏が言っていた」と基調講演の内容を伝えた。森永氏は「ぬるま湯のおかげでゾンビがいっぱい生き残って、それが日本経済の足を引っ張っている、大規模金融緩和の厳しく批判して、財政引き締め、金融も引き締め、それがこれから日本が歩むべき道だっていうふうにおっしゃったわけです」と解説。「実は信用調査機関の推計によると、金利が1%上がると、7%の企業が赤字転落すると。これはずっと続きますから、そういった企業はつぶれていく。1%引き上げただけで、7%の企業が消えてなくなるっていうのがこれから起こる事態なんです。今回はゼロから0・1になったので、最大で0・2%上がるんですけど、そこからどんどん引き上げにいくわけです」とした。  

世界恐慌時のヨーゼフ・シュンペーターと、アーヴィング・フィッシャーとの論争も引き合いに「5年や10年先にやらなきゃいけないことは今、やっちまったということ」と今回の日銀の動きをバッサリ。リスナーからの「せっかく上昇しかけた景気の腰を折るなんてことにはならないんですか?」という投げかけにも「なるんです」と主張した。  

「この強者の論理をやめろよ!って」と森永氏。「私は言いたい、まず、日銀の上田総裁の黒塗りの車での送迎をやめようと。とりあえず、電車に乗れと。それで、商店街に買い物にいってみろと。ついで、年収3千何百万もらっているので、それを10分の1にする。そうすると、庶民の感覚は分かると思う。これは国会議員も同じ」と訴えた。

 

 

 

 

 

 

マイナス金利解除で生活はどう変わる?

 

 

 

 

 

3月18日、3月19日は日本銀行の金融政策決定会合が開かれ、市場金利をどのように管理するかが議論されます。その中で最も注目を集めているテーマが、マイナス金利の解除です。遡ること2016年にマイナス金利の導入が決定されました。あれから8年。マイナス金利が解除されると、私たちの生活にどのような影響が出るのでしょうか。今回は、マイナス金利の解除だけでなく、金利のコントロールも同時に弱まるとの前提から、影響を考えます。

 

■マイナス金利解除によるプラスの影響

マイナス金利とは、銀行が日本銀行に預けているお金にマイナスの金利を付けることを指します。お金を預けているのに金利を支払わなければいけない状態です。

 

皆さんは、銀行に預金すると金利を支払わなければならないとしたら、わざわざ銀行にお金を預けますか?預けない場合は、他の選択肢として、タンス預金(現金)、消費、投資のいずれかに回されます。

 

マイナス金利は銀行側にとってコスト増となります。コストが増えれば預金の金利を上げることができません。その代わり、マイナス金利が解除されれば、銀行には普通預金や定期預金の金利を引き上げる原資が生まれます。

 

そのため、マイナス金利が解除されれば、銀行の金利は上昇する公算です。ただし、時期の早い遅いはあるはずです。マイナス金利が解除されると、しばらくは報道もこの話題で盛り上がるでしょう。他にも、金利のコントロールが緩まるため、個人向け国債の金利が上昇する可能性があります。

 

定期預金や個人向け国債の固定金利タイプを検討される際は、金利の上昇がひと段落してから購入の適否を検討しましょう。金利上昇局面では変動金利タイプの商品は問題ありませんが、固定金利タイプの商品を急いで買うと、低い状態の金利を長期固定することになり、機会損失が発生する可能性があります。金利上昇局面では投資は変動金利、借金は固定金利とするのが金融の世界でのセオリーとされています。

 

今後、金融機関が預金獲得キャンペーンを展開すると思われますので、キャンペーンを比較して、妥当と思える金利を提供する銀行を選ぶといいでしょう。

 

金利上昇によって、安くなる可能性があるのが生命保険です。生命保険は掛け捨てタイプ、貯蓄タイプに関わらず、安全に運用できる利率を市場金利に基づき国が定める「標準利率」に基づき保険会社ごとに「予定利率」を定め計算に用います。標準利率、予定利率が上昇すると掛け捨てタイプの保険料、つみたてタイプの保険料ともに引き下げられる可能性があります。予定利率は不定期に変更になるため、保険関係の情報にアンテナを立てておくといいでしょう。保険料が下がれば、生活にゆとりが生まれます。

 

金利の上昇幅によっては、住宅ローン金利が上がる代わりに、住宅ローンを借りる際の融資関連の手数料を下げる銀行も現れるかもしれません。これから家を買いたい人にとって、融資の際の手数料等が減ることは、諸費用が減ることになり家を買いやすくなると言えます。

 

■マイナス金利解除によるマイナスの影響

金利上昇によるマイナスの影響の筆頭は、住宅ローンではないでしょうか。日本では多くの人が変動金利タイプの住宅ローンを借りています。

 

住宅ローンは金融機関が市場から調達する仕入れ金利に、利益を上乗せし貸し出すことで利ザヤを稼ぐ商品です。マイナス金利解除だけでは住宅ローン金利が上昇するとは言えません。ただ、金利自体の管理を緩める可能性が高いため、住宅ローンを貸すための原資である、市場金利が上昇すれば、仕入れ金利が上昇することになるため、貸出金利を引上げざるを得なくなります。

 

その場合は、長年低位安定してきた住宅ローン変動金利も上昇する可能性が出てきます。変動金利は借りたタイミングに金利が決まるのではなく、おおむね6か月ごとに金利が変化します。今回の金融政策決定会合でマイナス金利の解除とともに、金利のコントロールが緩まれば、9月から10月にかけて既に変動金利を借りている人の住宅ローン金利も上昇し、返済額が増える可能性があります。

 

また、金利が上昇すると、債券価格が下落する可能性が高いため、皆さんが国内債券や国内債券投資信託に投資をされている場合、価格が下落する可能性があります。

 

■マイナス金利の解除を好機ととらえるには

住宅ローン金利が引き上がれば、住宅ローンを貸し出す金融機関の利益が増えます。金融機関の株式は高配当で知られていますから、NISA口座での投資対象の選択肢として金融関連の株式を購入するのも一案です。※すでに金融株式の株価に織り込まれていると思いますが。

 

タンス預金やまとまった資金が銀行の普通預金口座に眠っている人は、個人向け国債や定期預金など元本の保全性が高い金融商品を改めて検討すると良さそうです。一般的に、普通預金金利よりも、定期預金や個人向け国債の利率の方が高くなります。

 

■金利の変化に踊らされないようにしよう

マイナス金利の解除に伴う、私たちの生活への影響を考えてみましたが、あなたならどう考えますか?人生に正解が無いように、資産設計にも正解はありません

 

20年ファイナンシャルプランナーとして働いている筆者から1つお伝えすることがあるとしたら、過剰なあおり広告などに踊らされないように注意してください、ということです。普通預金の金利も上昇するのであれば、今まで通り何もしない、というのも選択の1つです。

 

 

 

 

「意図的“お漏らし”の中央銀行」

マスメディアの“事前報道”に森永康平氏が苦言

 

 

 

 

 賃上げ要求の満額回答が相次いだ今年の春闘。

市場では「3月18日から19日に開かれる金融政策決定会合で日銀がマイナス金利政策の解除に踏み切るのでは」との見方が強まり、生活への影響も懸念されている。

 

  【映像】日銀の“お漏らし”とは?  

 

そんな中、経済アナリストの森永康平氏はマスメディアの“事前報道”に懸念を示した。「そもそも論だが、会合が始まっていない先週の段階で各社報道機関が『マイナス金利解除確定』というニュアンスで報じていたがこれは問題だ。世界的に見てもここまで“お漏らし”しちゃう中央銀行はない。日銀の情報管理に不安を覚えた」

 

 

森永氏「30年以上ずっと居座ったらそれは腐敗しますよ」ロシア大統領選、プーチン氏の当選確実に

文化放送

タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。3月18日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、ロシア大統領選挙で現職プーチン大統領の勝利が確実であるという報道を取り上げた。

大竹まこと なんか選挙やっているんだけど、選挙に立候補する人も全員排除する…選挙というのが本当に建前だけで、反プーチン派とかそういう人々が配分に入っていない。一方でナワリヌイさんの葬儀、お花を手向ける人々は後を絶たないという現状が続いているわけだけれど。プーチンさんって一回メドベージェフさんになってまたプーチンになって。もう20年くらい経っているわけでしょう?

砂山圭大郎アナウンサー そうですね。一度メドベージェフさんに譲ったのが2008年ですが、そもそも実権はずっとプーチンさんにあったと言われています

大竹 クリミア半島からウクライナというのが今も続いておりますけれど、もうこれでプーチンさんが引き続き大統領になるということは、完璧に内側を固めたっていう…

森永卓郎氏 もうね、実権を握って30年確定なんです。もう6年あるかもしれない。最高権力者が30年以上ずっと居座ったらそれは腐敗しますよね

大竹 新陳代謝も何も無い。誰も悪いと言わない

森永 周りの人もみんな利権を持ってしまうわけで。ベッタベタに癒着した方が勝ちだということになるわけです

大竹 自由の声があげられないという問題も市民が抱えていますけども、ここももうどうにもならない…?

森永 この体制を変えない限り自由は…。日本はまだマシだと思いますよ。私これだけ政府に楯突いて今のところ逮捕されてないですからね

大竹 ほんとですよね!早くね…

阿佐ヶ谷姉妹 渡辺江里子 (笑)早く…なんですか?

砂山アナ 最後まで言い続けてください?(笑)

大竹 そういう意味ではね、日本にはまだ伸び代があると。でもここでちゃんとしていかないとまずいですよね