潮騒
だれかのクーペ 流れる古いJAZZ
雨雲 すぐに近づく 夏がゆく
シエスタは言い訳で
その指で 背中まで また貫いて
花の蜜に 可憐に 無常に 溺れていく
蝶のように
次第に 潮騒 遠くなるの 消えるように
もうだれもいない砂浜 残されたBEACH CHAIR
愛しつかれた夏がゆく
リナリアが枯れる秋 さみしさも増すだろう
満たされていたこころ すでに どしゃぶり
激しい恋に打たれて 蝶のように飛べずに
潮騒 遠くなるの 逃げるように
なぜ 時は なぜ 夢は
なぜ 空は なぜ 海は
なぜ あなたは ...
Paris match