ゴールデンウィークですね

みなさまいかがお過ごしでしょうか


昨日の夕方、

いたばしボローニャ子ども絵本館にいってきました
館長さんや、この春から絵本間に就任された方と逢えて嬉しかった!

1年間毎月通ったものの、なかなかじっくり絵本を楽しめる時間を持てなかったので
ゆったり絵本を楽しむ日にしました。

台湾の「人魚姫」が素晴らしかった。
どのページを繰っても絵で説明しようとする絵はどこにもなくて。


たぶん、一足踊るごとに剣で突き刺すような痛みを伴う というシーンでは
大きな鏡に映った人魚姫の踊る背中と
踊る彼女をじっと見つめている王子の眼差しが描かれている。

人魚姫の顔は見えないんです。
胸が痛かった。

脚ができるシーンでは
波打ち際に立っている、少しだけ砂に沈んだ足の部分だけをページの中に描いている。


想像する余白がしっかりと与えられているんです。
そのときどんな顔をしてるだろうかどんな気持ちだろうか。


あらゆる国の人魚姫が並べられていたなかで
私にはこの人魚姫が一番でした。

この絵を描いた方を想いました。



続く。