~モヤモヤは今日で終わり3~
彼女はまだ20代後半。がむしゃらに走り、燃え尽きてしまっていた。
彼女はただそこにいるだけで周りがぱっと明るくなり、曇り天気が晴れになる。そんな存在。
それなのに、自ら雨雲の中に入り、迷い込んでしまっていた。
彼女の家族、会社、周辺の人たちはみんな高学歴で、自分だけが公立大学で学歴が低いと言う(全然そんなことないのにーー)だから、バカだと思われないように一生懸命思考で勝負しようとがんばってきた。でも苦しい。いつまでも追いつかない感覚。
30歳までにちゃんとキャリアを積んでおきたいと言う。ちゃんとって何?
ライフイベントでキャリアが止まる時の事を考え、今のうちにマネジメント経験を積んでおきたい、と。まるで、蜃気楼を追いかけ続けている状態。でも、一方でちゃんと無理ってサインを出していた。
「いつまで学歴を気にするの?本当に気にしているのなら今から大学行ったら?
頭脳で勝負するギフト持ってないよ。しかも、誰もそこ期待していない。
だから、周りに頭脳が集まってくれている。みんながあなたのために、私の頭脳をリソースとして使ってって。」直属の上司は東大卒社長。「社長に使われるんじゃなく、使い倒せ~!」
家族の中でも、彼女がいてくれるだけで周囲が幸せになる存在。無条件で愛されている。
それを思い出してくれた。小学校の時も自分の机の周りにみんなが集まって来てくれてたんだって。ギフトは起爆剤。彼女がいるだけで、空気が明るくなり楽しくなり、何か発言すると、まわりはハッとし、空気が変わる。トリガーなのだ。
またきっと頭脳で勝負しようとする。長年の思考の癖だから。人生の課題だから。
何度でも試されるようなことが起こる。
でも、今この会社で彼女が必要とされているのは、頭脳より空気を軽くしてくれること。と、思い出していた。
で、キャリア積むんだっけ?
「え?もうどうでもよくなりました(笑)だってずっと先を見て今を大事にしていないってことだから(笑)」
今を生きる人生がスタートした。若いんだから、もっとバカやって今を楽しんで~!