Ema鍼灸マッサージ治療院

都内で開業している

鍼灸師11年目のemaです☺︎

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鍼灸と東洋医学について

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①脊髄の門番(SG細胞)

 

 

末梢神経からの痛みなどの電気信号(インパルス)は、脊髄を経由して脳へ上るルートをたどります。

 

この時、脊髄から脳へ向けてインパルスを伝えるはたらきをしているのがT細胞で

 

T細胞のはたらきを強めたり弱めたり、門(ゲート)を開けたり閉めたりするように調節しているのがSG細胞です。

 

 

 

②  痛みゲート開閉のしくみ

 

 

 

ゲートコントロール理論をごく簡単に言うと

 

「SG細胞を活性化(促進)させると、門(ゲート)が閉じ、T細胞が抑制され、脳で痛みを感じにくくなる」

 

ということなのですが、もう少し丁寧に説明していきますね。

 

<痛みのゲートが開く時の流れ>

からだの痛みのインパルス

▶細く伝達速度の遅い神経線維Aδ、Cを通る

▶SG細胞のはたらきを抑制

▶痛み伝達の門が開く

▶T細胞が興奮

▶痛みのインパルスが脳に伝わる

 

SG細胞のはたらきが抑制されると門(ゲート)が開いてT細胞が興奮し、からだの痛みのインパルスが脳に伝わることで痛みを感じます。

 

そして、この時に「さする」「圧迫」などの皮膚刺激を加えると、脳で痛みが和らぐと考えられています。

 

そのしくみは

 

<痛みのゲートが閉まる時のながれ>

「さする」「圧迫」などの皮膚刺激

▶太く伝達速度の速い神経線維Aβを通る

▶SG細胞のはたらきを活性

▶痛み伝達の門が閉まる

▶T細胞への信号が抑制

▶脳で痛みを感じにくくなる

 

SG細胞のはたらきを活性化させると、からだの痛みのインパルスを脳へ伝える門(ゲート)が閉じてT細胞のはたらきを抑制し、それによって脳で痛みが感じにくくなるといわれています。

 

 

 

③ 鍼灸とゲートコントロール理論

 
鍼(はり)には、刺さずに皮膚を押したり、やさしく刺激を加えながら治療をするタイプの「接触鍼(せっしょくしん)」があります。
 
接触鍼は、皮膚に「圧迫」「さする」の刺激を与え、神経線維Aβを通して痛みが脳へ伝わる門(ゲート)を閉じて、脳で痛みを感じにくくするという
 
ゲートコントロール理論による鎮痛のしくみを利用していると考えられます。
 

😊

 

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