ドキドキしながらマイクの車に乗り込むと、「レイチャールズは知ってるか?」と音楽をかけ始めました。知らないけど、とりあえずもちろんと答えときました。ほどなく、サン・ミッシェルに到着。ほっ。命がけで逃げ出す必要がなくて安心。車内で仕入れた情報。マイク=身長190cm、体重100キロ越級、仕事はMBA、ダイエットのためにスイミングに通っている38歳。こんなかんじ。大きいから?別に太って見えない。


それから、よくわからないけれど素敵なレストランに案内されました。フランスでレストランに入るのは初めてなので結構うれしかったりします。「好きなものを頼んでいい」と言われたので、遠慮なく、肉好きな私はダックと子羊とソーセージのグリルを注文しました。フランス人はマッシュポテトが好きなのか、マイクのにも私のにもマッシュポテトがこんもり。そしてお肉もたんまり。半分くらいしか食べていないのに、おなかいっぱいになってしまった私に、「manaは小さいからね。それは多すぎるよ。でも、ケーキは食べるんだろ」と言われ、「うん。(それは別腹。)」。出てきたデザートは小ぶりなスイーツが5つも!!これはさすがに多すぎると思ったものの、ワインとデザートが驚くほどよくあって、結局完食してしまいました。私、お酒は弱いけど結構スキ。


その後は、歌手がたくさんいるバーに案内されました。なんでも、そのバーにはマイクの友達がいて、こいつが相当歌がうまいから聴きにいこうみたいなノリ。はじめは女の人がピアノに合わせて歌っているのが聞ける席へ。すると、私を日本人だと認識したのか、私にウインクした後、日本の歌を歌ってくれました。タイトルはなんだっけ?花?「なきなーさーいー わらいなーさーいー ・・・ 花をさかそうよ♪」っていう歌。音楽は国境を越えると思った瞬間でした。その他は洋楽でしたが、結構、私でも知っている曲もあって、店中で合唱している感じでした。


11時になり、急にマイクが地下のステージのある席に移動し始めました。ここでは、みんなが歌って踊る感じ。テーブルの上はもはやワインやお皿ではなく、人が乗って踊る場所。ふーん、こうやってパリでは週末を過ごすのねと思って私も存分に楽しみました。が、12時になっても、13時になっても誰も帰らない。私も帰らない。いえ帰りたい。何度マイクに「もう帰りたい。私疲れたの。」と訴えても聞いてもらえず、結局私が不機嫌なのを察したマイクが「manaもう帰る?」と聞いてくれたのが14時半。


お店から車まで歩いているとき、マイクが「今日は楽しかったかい?My baby」と聞いてきたので「楽しかったけど、あなたのベイビーじゃない」と言ってやると「何怒ってるの?」の聞いてくるので、「だって、もう疲れたし。こんなに遅いのよ」・・・無言で車に乗車。しばらく無言だったけれど、耐え切れなくなったマイクが「パリでいいところで遊ぼうと思ったら、12時からが本番だよ。しかも、地下の席は入場料を払っているんだから楽しまないともったいない」みたいなことを言われました。それでも黙っていると、「manaは僕を受け入れてくれないのかい?」というので、「受け入れられないわ。ごめんなさい」。その後、不機嫌になりながらもマイクはちゃんと家の近くまで送ってくれました。


だって、毎週毎週2時3時までなんて遊んでられないもん。基本引きこもりだから、やっぱり家が一番スキ。そんなことを思いながら眠りに着きました。


ていうか、マイクっていいやつじゃない?紳士?言葉が不自由とはいえ、結構私失礼だったと思うんだけど。でももうめんどくさいから嫌。


ちなみに後でガイドブックを見ていたら、マイクが連れて行ってくれたお店を発見。なになに、”味に太鼓判のチェーン店”・・・あはは。チェーン店って。でも、味も雰囲気も良かったし、私一人じゃ絶対こなかったし、よしとしよう。