少し前に、我が家と同じ家族構成で、
ご主人がパパと同じスキルス胃癌を
患い、6年目になられる方のお話を
ブログに書いていました。
ブログを通じて知り合ったご縁ですが
お互いのことが他人とは思えず
励ましあっている間柄です。
フリさんのご主人は、入退院を
繰り返しながらも頑張って
過ごしていらっしゃいます。
緩和病院にもお世話になりつつ
ご自宅で過ごしたいとの希望で
今日退院して家族三人の穏やかな
時間を楽しんでほしいと思います。
フリさんのSNS日記で
ご主人が
「遺言状を書きたいから、
便箋を持って来て。」
と言われたことを知りました。
ご主人は
何度も書き直しては
完成させたのだそうです。
それから、ご自分の持ち物は
こうしてほしい、ああしてほしい、
とフリさんに話されたそうです。
フリさんのお気持ちを考えたら
私も胸がキューッと苦しくなりました。
でも、きっとフリさんは
その話せる瞬間瞬間に感謝をして
「ありがとう。」
と言われたのだそうです。
ご主人も、フリさんも
素晴らしいご夫婦です。
生前、パパは
いつからか便箋を買って来て
通勤カバンに常に入れていました。
「いつか、ママとmanaに書く日が
来たら、これに書くつもり。」
と言われたのは三年前くらいかな。
いつか再発するんじゃないか、と
不安を抱えていたから
そんなことを言われて、
すごく悲しかったことを覚えています。
でも、パパは再発した2011年夏からも
自分は絶対に治るんだって
強い意思で頑張ってきたので
便箋に手を触れることはありませんでした。
2012年4月に二ヶ月の長期入院を経て
パパと私の間では何でも話す、
という幸せな間柄になれました。
パパはもう長くはない、と言われたことは
伏せていたので、パパも治る気持ちで
いてくれたし、私もそう信じていました。
「俺の葬式は、みんなに
笑って酒飲んで食べていってほしい」
とか、
「時計は、manaの旦那さんに
あげてほしい。」
とか、
「ママに好きな人できたら
再婚していいからね」
(↑このあと、二人で抱き合って
号泣しました。絶対、しないよ、と言って。)
とか、遺言めいたことは
ちょいちょい口にしていました。
パパとのメールは宝物です。
パパが私のことを愛してくれていた証。
「パパは、もう遺言は書かないよ。
全部、ママに話すから。」
これは、6月末にくれたメールです。
そして、パパはその言葉通り
何も遺言状も、さよならの手紙も
メールも遺しませんでした。
会社の引き出しや
カバンの中や財布の中も
スーツのポケットも
iPhoneの下書き保存メールも
何もありませんでした。
有言実行な男です。
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パパからの遺言状はないけれど
さみしくはありません。
フリさんのご主人はご主人。
パパはパパ。
それぞれの思いがあるから、
どちらも筋が通っていて
素晴らしいと思います。
長くなりましたが、
フリさんのおかげで
また色々思い出すことができました。
ありがとうございます。
そして、これからも三人の時間を
楽しく過ごしてくださいね。
お嬢様の入学式、楽しみですね。
桜を三人で愛でる様子が
目に浮かびます。
皆さんに
幸せなことがありますように。
いつも、願っています。
もちろん、
私と娘っこも幸せですよ
![[みんな:02]](https://emoji.ameba.jp/img/user/re/red-tear/3038.gif)
いつもありがとうございます
![[みんな:03]](https://emoji.ameba.jp/img/user/ki/kittyn94/1946.gif)
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