昨日の、続きです。
外科部長にカンファレンスルームに
呼ばれて、パパと並んで座りました。
術後の説明をパパ自身は
まだ聞いていなかったので
図を見ながら話して下さいました。
「術前に心配していた多発的な
腹膜への広がりはないと思いました。
もちろん人工肛門を作るための小さな傷からの確認ですので、小腸の入口までは確認していませんが、腫瘍がある肝臓の下、横行結腸が巻き込まれて腸閉塞を引き起こしたと思われます。
人工肛門を作って、私が見たところ
順調にきていますね。
ただ、長い期間管をいれていたので
栄養や水分を充分に吸収できないですし、回腸ストマは水便なので、本来大腸で水分を吸収する過程を経ることができません。
ですので、しばらくは、食事と高カロリー点滴を併用していこう、と思っています。
奥様に聞いたところ、自宅での点滴は嫌がっておられるようですが、自宅で過ごされた方が自由にできるし、ずっと入院されたままよりはいいと思いますよ。
ポートという点滴針を受ける管を鎖骨の下に埋め込めば、自宅での針の交換も可能ですし、奥様の理解力と○○さんの状態なら練習すれば、問題なくできます。
これは、点滴漏れ防止や、針を入れるのを何度も失敗するのを避けるのに有効ですし、
抗がん剤治療のためにもいい処置です。
これから、抗がん剤治療なり、放射線治療なり、やっていきたい意志を強くお持ちのようですから、そのためにもその処置をした方がいいでしょう。
まずは、ポート埋め込み手術、
それから腫瘍内科に移動して頂き、
様子を見ながら入院のまま治療は
再開しましょう。
退院は、それから考えましょう。」
先生、なんてわかりやすく
そして、優しい話し方
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パパの顔に笑顔がでました。
ポート埋め込み、実は、前から早くやってほしいな、とは思ってましたが、でしゃばるとパパが嫌がるし、先生からの提案があるまで黙っていました。
抗がん剤治療のためにも、
という言葉でパパも先が見えた、
希望の光がさした、と思ったそう。
腫瘍内科の先生には、治療再開できそうな話は聞いてましたが、無理!と言っていた外科部長の話を聞かないと安心できないでいました。
だからこそ、昨日の話は、
とても嬉しい内容でした。
もちろん、抗がん剤治療がいつまで続けられるか、腸閉塞がまた起きるかもしれないことは頭にあるので、不安です。
でも、今、できることがある。
それだけで、私たちには
有難いことなのです。
土曜日には娘っこをお見舞いに連れていきます。
ポート埋め込み手術前に
また元気をつけてもらいましょ
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