ネットで調べることは、簡単で、
そして、こわい。
6年前にパパがスキルス胃癌になった時
ちょっとネットで見て、あまりにも怖いことばかり
書いてあったので、知ってしまうとその通りになりそうで
あえて読もうとしませんでした。
調べたのは、ダンピング症候群の対処の仕方、
そうならないための生活習慣や
食事療法。健康についての記事など。
昨年の夏にパパが再発してることがわかり、
アメブロのジャンルを「闘病」に変更しました。
blogで知ろうとする同じ病気の方の励みになること
遠くにいる友人たちに現況を知らせること
そういう目的でした。
なんとなくそうした方がいい気がしたのです。
闘病ブログに変更して、
いろんな方に出会いました。
すごく励まされ、こちらもエールを送ったり
いろんな情報交換ができ、勉強になりましたし
ジャンルを変更してよかった、アメブロをしていてよかった、
と思える今があります。
でも。
やはり闘病ブログを読んでいると、
いつか、こういう日がくるのかな。。。
と不安になることが悲しいことですがあります。
抗がん剤の名前にしても、聞いたことのある名前
たとえば「シスプラチン」。
パパは6年前はTSー1という内服薬だけでしたので
点滴による抗がん剤の副作用の強さをしりませんでしたし
想像したこともありませんでした。
昨年、再発して、主治医の口からその名前が出て、
「あぁ。とうとうそれを使うことになるんだ・・・」
と思ったことを鮮明に覚えています。
結果、パパは目標の6クールをちゃんと
苦しいのを我慢して乗り越えました。
でも、新たにできたしこり。
次から次に試練はやってきます。
今回の入院することになった、
「腸閉塞」
癌で開腹手術をした人にとっては
こわいこわいこと、となんとなくしか知らなくて
パパの身に実際それが起きると
こわがっていた事態が起こった、と思ってしまいます。
パパのお腹につながっている針から入れている薬
「サンドスタチン」にしても、
「腸を元気にする薬」と言われて、そうなんだ、と
思いながら検索してみたら、コワイことが書いてある。
お腹に貼ってあるテープの名前を検索してみたら、
「フェンタニル」
→
○オピオイドと呼ばれる麻薬系の鎮痛薬です。
そのなかでも強力な強オピオイド鎮痛薬になります
○モルヒネを凌ぐ鎮痛効果があります。
それだけ、強い作用のある鎮痛剤じゃないと
効かなくなってる、ということなんだな、
と思ってしまいます。
でも、ナースのkumiさんが言ってくださったように
今は麻薬は積極的に使って
患者が痛みを少しでも感じないようにしてあげることが
大事なんだから、と思うようにしています。
痛みをやわらげたい、というのが一番の私の望み。
パパは、絶食中なのに、毎月買ってる
「おとなの週末」を買ってきて、と言いました。
なるべく食べ物のことを考えさせないように
昨日は雑貨の雑誌にしたのかな、と思いましたが
やっぱり食べたい欲求は人一倍のようです。
人一倍食べたい、お酒を飲みたい、
そう思ってるんだから、また食べられるように
なるよね?
そうあってほしい。
これからも私は逃げかもしれないけど
あまり調べすぎず、先回りせず
パパの傍にいようと思います。
でも、主治医の先生に呼ばれ
病状の説明がある時にはしっかりと聞き
質問をして、納得したいと思っています。
パパも同じ気持ちだと信じてます。
頑張ろうね。