パパの頭は、ちょっと天パで
真っ黒でふさふさしてました。
義父も70歳超えですが、ふさふさなので、
「絶対はげないよね。」
と結婚当初は言ってました。
でも、今回の再発で、抗がん剤の
シスプラチンを始めた8月中旬から
髪が抜け出しました。
ひよこちゃんみたいなポヨポヨだったのが
今は井出らっっきょと大差ないくらいに
なりました。
私もパパも全然気にしてませんが、
娘っこはどうなのかなーと
秘かに思っておりました。
「パパ、はげてるよね。」
とか
「つるつるだー。」
とか、からかうことはしないで、
パパと二人で寝転がってTVを見るときとか
無意識に娘っこはパパの頭をナデナデ。
髪がないので、お肌と一緒で温かい。
ぬくもりを感じるのでしょう。
スキンシップが大好きな娘っこは
私のほっぺを寝るときに必ず触ります。
ナデナデして、
「ママのほっぺ、さらさら~。
気持ちいい~。」
と言います。
私は、時にほっぺを触られるのが
嫌な時もあり、「やだーさわんないで!」
と言う薄情なママです。
パパは、それがうらやましいらしく、
「パパの触っていいよー。」
と言いますが、パパじゃダメらしく。
たぶん、ヒゲがあるからだろうね。
ところが、最近、娘っこが触ってくれるようになり
パパは嬉しい様子。
よかったね~、パパ。
夕べ、夕飯を作ってたら、
娘っことパパの会話が聞こえてきました。
「パパ、manaちゃんのどこがすきー?」
「んー。お目目とー、お口とー、ほっぺとー、
お尻かな。」
「ふーん。manaちゃんはねー。
パパのあたまがいちばんすき!」
「へ~、そっかぁ。」
キッチンで泣きそうになったmayoです。
寝る前にパパが言ってました。
「manaちゃん、優しいよねー。
たからもの、だね。」
うん。私もそう思うよ。
毎日そう思ってる。
娘っこ、いつもありがとうね。