前回は外見の話だったので、今回は内面の話。

私がコミュ障を克服出来たのは同じ職場にコミュニケーションの神がいたから。

神だから、神田さんって名前にします!(笑)

神田さんは私より10歳上の既婚の男性です。

いっぱい稼ごう!と意気込んでいた私ですが、
職場に上手く溶け込めず、意地悪なお局にターゲットにされ、もう辞めますと上司に伝えて退職願いを書くところまでいきました。

同期は溶け込んでいて辛い辛いと言いながらミスもなく…
かわいいって得だな、人と喋れる、話しかけてもらえるって得だな~って妬んでいました。

東京近辺に住もう、推しに会いやすいところで派遣でもやろう、なんて考えてました。なめてますね。
私の性格はコミュ障のくせに寂しがり、金遣いが荒い。
一人暮らしなんて失敗することが目に見えていたんですが、そう考えないと未来に希望が持てませんでした。

神田さんは毎日あいさつをしてくれる人で、
私は普通に返すだけ。たぶん、笑顔もなかったかも。
もう辞めることが自分の中で確定していたある日、
何を思ったか「おはよう!」と言ってきた神田さんに
「おは☆👍」と返してしまいました。
推しの為に生きるんじゃ~と頭がお花畑になっていたんでしょうかね。
そして神田さんは爆笑して、友達か!と突っ込んでくださいました。社歴も年齢も上なのに。
そして「なんだ、元気じゃん!何か落ち込んでるのかと思ったよー!」と、神かと思いました。
それから辞めようとしてることと、お局の件を話したら、なんだよ!言ってくれよ!大変だったな!と。
そして大人の意見をくれました。神かと思いました。

私はこういう人になりたいとずっと思ってました。
誰に対してもというのはかなり難しかったけど、自分が話しかけても大丈夫そう、という小さな輪の中では出来るだけふざけてみるとか、挨拶は絶対するとか、ほんと小さい輪だったんですが。それをしなかったら流石に友達すら出来なかったかと思います。
それを誰に対してもやってのける姿は正に神でした。
私も毎日挨拶してくれる彼だからこそ、次の一歩が踏み出せたんだなと思います。

そして、神田さんと喋るようになって、神田さんと親しい方からも話しかけてくれたり、話しかけたり、怖いと思っていたのは私の思い違いで、皆良い人でした。

ブスな自分なんかが話しかけてはいけないという考えはいらない。
ずけずけ踏み込むのは違いますが、誰にでも挨拶をするという、誰も悪い気分にならない、一番簡単で一番重要なコミュニケーションを私はやっと身につけました。
大人になってからこそ挨拶って重要ですね。
会社がちゃんと徹底していれば、そこで学べるかも知れませんが、私の職場では研修こそしっかりしてましたが、配属されてみると誰もやっていなかったのでやりませんでした。(現在は改善されています)

私は変わった人間関係の中でもう少し頑張りたくなり、退職願いを取り消しました。
神田さんとは打ち解けすぎていつの間にかタメ口で(もちろん仕事は敬語!)、よく飲みに行くようになり、会社の飲み会も積極的に参加しました!
酒の勢いでふざけても怒られない程度で、翌日ちゃん謝れば笑って許してくれて仲良くなれます。それをするにもお酒に飲まれないことが重要ですが…。
お酒についてはまた色々思うことがあるので後程。

今まで内気で、言いたいことも言えない過去の反動なのか、上司に仕事でも人間関係でも自分でも他人でも
こうしたらこうなると思うんです!
と発言するようになり、そこを評価してもらえるようにもなりました。

結果として現在7年目で、昇進もして、仕事に関してはとても順調に来ています。
神のおかげですね。旦那も職場の人間ですし。

もちろん結婚式に呼び、人生の機転になるほど助けられたなんて恥ずかしくて言ったことなかったので、手紙に感謝を込めて渡しました!

式でも本当に色々助けてくれました。神です。

私もこんな人間になりたく、それからの日々を過ごしています。
私のお陰で助けられた!なんて言ってくれる人が居たりして、過去の笑顔のなかった自分に色々諦めないで!と言ってあげたいです!( ^ω^)