本棚日記帳 5万冊になるManamin~まな~の読書記 -65ページ目

山田宗樹先生-その1 黒い春 他

書籍:黒い春 山田宗樹先生

黒い春

黒い春

価格:760円(税込、送料別)


2007年~2008年、山田宗樹先生と折原一先生の書籍を読みまくった。

なぜって、舞台設定が「高円寺」~「阿佐ヶ谷」近郊。


まなは当時、高円寺南の環七沿いマンションを購入、

住み始めたところでした。


小説の舞台設定から、地元感を高めていました。


さて、この「黒い春」。

医学に分類しようかとも思いましたが、

医学、科学知識が深くなくてもサスペンス、パニックものとして楽しめます。


もちろん、私、元科学者。

植物の現場最終や、研究過程も科学者として楽しめました。

また、お役所ならではの手続き過程もよく書かれていて、

「その通り」とやきもきしてしまいます。


実際には、現場でも、研究所内でも、活動するのは民間からの出向者だったりして、

情報はどこからともなく洩れるものです。


さて、ここで出てくる商店街、高円寺北口を出てロータリーに向かって左側のお店。

八百屋さんのわき道を入ると、左手にお肉屋さん、右手にお惣菜屋さんがあります。


そこのお惣菜屋さんのお弁当は、サイコーです!!

ぜひ一度訪問してみてくださいませ。

なかなか、わき道は入りつらいけれど・・・

道に見えないもんね。



山田宗樹先生の読了本


書籍:嫌われ松子の一生 山田宗樹先生


これは映画にもなったので、よくご存じかと思います。

あえてコメントしません。


私も、松子と同じ顛末を迎えそうです(泣)

経済系でいこうか、幸田真音先生シリーズ

ちょっと分類がなやみますね・・・

ビジネス、経済というとノンフィクションのような気が・・・


どっちかというと幸田真音先生の書籍は私の中では冒険に近いような気がします。


幸田真音先生の書籍は、新刊がでると全部読んでいますが・・・

経済知識が皆無でも、読みやすい書籍から紹介していきましょう。


書籍:傷 邦銀崩壊 幸田真音

傷(上)

傷(上)

傷(下)

価格:540円(税込、送料別)

邦銀ディーラーがNYのホテルから飛び降り。

愛人だった証券会社のトップセールスが、謎を解明するために暗躍するお話です。

「愛人」という表現がほとんどない。

共有した過去の時間を振り返ることで、その思いをひしひしと伝えている。


人が信じた一人のために、生きることのすべてを賭ける。

「賭ける」んです。


彼が悪ではなかったこと、

そして、自分も「悪」ではないことを知るために。


どうしてこの書籍がトップかって、自分と重なるからです・・・

まなの下腹部も臍横からざっくり23cmに裂けています。

そして、同じように、経済の表と裏を行き来した。


これは小説だけど、リアルにある社会なのです。


一見、すべてを捨てているようで、

彼女は、生きるための理由を探していたんだと、今は思う。


まなの持っている書籍と装丁がちがうなぁ。




書籍:マネーハッキング 幸田真音

マネー・ハッキング

マネー・ハッキング

価格:700円(税込、送料別)


マネー・ハッキング

その名の通りの内容。

10年以上前に、インタンジブル・ゲームとして発表された。


まなが最初に読書したのは、インタンジブル・ゲームの時でした。

不景気のどん底の中で、IT(出始めた時、いまのクラウドに近い)がブームになり始め、

LAN、イントラという言葉とともに、インターネットという単語が使われ始めたころ。


会社の経営ミスに対する怒りと、コンピュータに対する期待、

それらが合わさった時代が背景です。

今読むなら、そこを押さえたいところ。


インターネットや、コンピューター(当時はパソコンとはいわない)の時代が見えて面白い。


一般の人はなかなか接することはなかったと思うが、

金融系のインターネット(インターネットとも言わなかったけれど)は、

かなり昔から回線が整備されていた。


少なくとも、30年前、商工会議所、商工会関連は、すべてコンピュータ―処理で、本部と回線が確保されていた。

当時のコンピュータは、11インチディスクが必要だったけれど。




書籍:偽造証券 幸田真音

偽造証券

偽造証券

価格:700円(税込、送料別)





書籍:eの悲劇 幸田真音

eの悲劇

eの悲劇

価格:470円(税込、送料別)

証券会社から、警備員に転職した男が経験した事件の短編集。

IT化や、新しい経済の仕組みから取り残された切ない状況が書かれている。


故佐竹一彦先生の警察シリーズを思い出すのはまなだけだろうか・・・


IT化から取り残されたと小説の題材になった年代の人達は、

実際はそうでもなかったりする。


「孫」だ。

孫の世代(今の中学生くらいか?)が、学校でパソコンを使うのである。

そうして「おじいちゃんちにはパソコン無いの~?」とくる。


バブリーな時代に稼いだ人たちである。

かわいい孫のためにパソコンを買う。

「使えないの~?そんなこともできないの~?」

と言われては、孫の居ぬ間に勉強するしかない・・・


今の60歳代はかなりやるのである。


佐竹一彦先生の話題をだしたので、次は佐竹先生でいこうか・・・

それとも、最近原作本として再注目されている東野圭吾先生でいこうか・・・

うーん。


ちなみに、東野圭吾先生の書籍は、すべてほぼ発売とリアルタイムで読んでいます・・・

東野圭吾先生は、ハンサムということで画壇でも有名ですが、

・・・実際に拝見したら本当に素敵でした。


刑事・加賀恭一郎はずっと東野圭吾先生のイメージで読んでました。

こういうのって、ドラマになるとちょっと・・・・


あー、でも帚木蓬生(ははきぎほうせい)先生も紹介したいなあ・・・


ペタしてね


まず、まながどんな人物かしってもらおう

書籍:日本の闇権力 人脈金脈の構図


日本の闇権力人脈金脈の構図

日本の闇権力人脈金脈の構図

価格:780円(税込、送料別)

ずっぽり中にはいっていました。

2000年~2005年まで。


ヘラクレスのITベンチャー最盛期です。


その時々で、動く人は変わるのですが、

名前が違うだけで同じ投機家だったりします。


中の情報はすでに古いのですが、

日本経済をだれが動かしていたかを知るよい本です。


相関図がすごい。

当時は、調べたことをネットでガンガン公開している人たちがいましたね。

サクラちゃ、サクラですが。