Ganges River in Rishikesh


迂闊だった。
まったくもって、迂闊だった。。
コルカタに着いてからここまで10日間、下痢になるどころか毎日暑い中でも快眠できてるし、さすが2度目のインドとなると免疫が出来てて素晴らしいなと思っていた矢先にやはり来た。
下痢と発熱のダブルパンチ。。
下痢になる前日、ガンガー沿いの安食堂で出された水をタリー(インドのカレー定食)を食べながら調子に乗ってゴクゴク飲んだのが良くなかったのか・・・


右上のコップに入った水が今回の原因と思われる・・



こうなっては仕方ないので、部屋で安静にしてひたすら悪いものが体内から全部出ていくのを待つしかない。不幸中の幸い今回の宿は安い割にはとても清潔に保てれている上バス付きだったので寝込むにはうってつけと言っても良かった。


それでも旅先で一人の時に病気で寝込むのは結構切ないものです。特に下痢の時は飲み物を買い出しに行くのも一苦労だし。。
しかし今回はたまたま宿に浅田次郎の『日輪の遺産』が置かれてあったので起きてるあいだはベットでその本を読んでいたのだけれど、これがまためちゃくちゃ泣かされるストーリーで(第二次世界大戦末期の東京が舞台で話の中心は学徒動員の女子中学生たち)、ちょっと病気になったぐらいでめげていてはダメだと思わされた。
その気持ちが作用したのか2日で体調も戻って無事復活。
本の力って偉大です。


その後ようやくリシュケシュの町を散策に出向いた。


この町名物のガンガーに掛かる橋 いつも人とバイクでごった返している


橋の上から見たガンガー ここも水位が上がって激流になっていた


そんな吊り橋にも牛さんがのんびりガンガーを眺めてたしする インドっぽい


もちろん猿もこの橋を利用 観光客から餌をねだる格好の場所でもある


バイクと人でごった返す橋で悠々と授乳中の牛親子 なんもここで・・


バラナシ・ハルドワールほどでなくともここでも沐浴している人は結構いた



今回インドに帰ってきてからは何故か女の子達に一緒に写真を撮ってもいいですか?と聞かれることが多い。前回インドを周ってた時は下心ありげな兄ちゃん達にやたら写真撮ろうと言われたり、黙ってこっそり隠撮してく輩も多くて辟易したけれど(これは私だけではなく多くの外国人旅行者がインドで味合う現象です・・)、女の子に言われると嬉しいですねー。そう言う子達とはふたつ返事で快く一緒に写真に収まってます。


この子もその一人 撮られた後、私も頼み返して撮った一枚



そうそう、この町ではうざい声掛けがほとんどなく、代わりに「ナマステー(こんにちわ) リシュケシュにようそこー」とあいさつしてくれる人が多くてビックリした。小さな地元の子供までナマステーと挨拶してきてくれるのにはなかなか感動しました。

リシュケシュも雨季でオフシーズンのためか観光客の数は少なく外国人よりは参拝に来ている親子連れのインド人観光客を多く見かけた。でも雨季といえども日本の梅雨のように一日中降ると言うことはなく、特に私が滞在していた4日間は割と天気もよく、夜は涼しくファン要らずで眠れて快適だった。インドの田舎特有の日に何度も起こる停電にはちょっと苦労させられたけど、そうゆう時は屋上に出て月を眺めたり足元に流れるガンガーを眺めたりして時間を過ごした。真っ暗闇の中、月明かりで遠くを見ていた時に停電が終わり少しずつポツポツと周辺の民家やアシュラム(ヨガや瞑想などの修行ができる僧院または道場)に灯りがともっていくのを見るのは心が休まるというか、何故だかほっとさせられます。

久しぶりにインドの洗礼を受けダウンしてしまったリシュケシュだったけれど、その後には良いことが立て続けに起こり、とても良い印象が残る町となりました。(その良いことを書き出すとまた長くなってしまうのでここでは省略)

次はガンガーの源流地とも言われ、インドではもっとも聖なる地の一つとされるガンゴットりーへ向かいます。