コルカタから夜行列車で13時間。
久しぶりのインドでの列車の旅が懐かしくってワクワクしながら乗り込む。
が・・夜中1時過ぎ、2等寝台のベットで熟睡していると、どっかの真っ暗な駅からオレンジの服を着た集団が怒涛のごとく窓から乗り込んできた。その数軽く数えても1,000人近くはいたんじゃなかろうか・・
とにかく割とすいていた車内はまたたくまにオレンジ集団で埋め尽くされ、座る場所のない彼らは寝てる人を押しのけ無理くりスペースを作って座り込み出した。私が寝ていた一番上の寝台席にまで這い上がってきては座り込もうとするオッチャン、兄ちゃん達を蹴落とす勢いで押しのけ、一体何が起こっているのか暗闇の中周りを見渡してみると、どうやらそのオレンジ集団はバラナシに向かうお遍路集団だった。
夜中にもかかわらず派手に装飾した杖を突き上げシヴァへの讃歌を皆で歌いだすはで、まったくもって迷惑甚だしく、一番下の席に寝ていたリョウヘイはその集団のお尻と壁の間に挟まって寝るという荒業をさせられていた。そういう私も足元に女性お遍路さんが居座り意地でも動こうとしないのに根負けし、足を曲げて朝まで寝るハメに。。
何度も乗ってるインドの列車だけどこんな出来事は初めてだった。
初インドのリョウヘイは驚きすぎて肝が冷えてしまったそう。
インドって次から次へと何かが起り旅慣れさせてくれない国です、本当に 笑
さて、そんなヒンディー教お遍路集団と共に翌朝バラナシに無事付き、二度目となる聖なる河ガンガーを目指す。
そうそう、この街でも前回お世話になった宿にまたまた泊まったのだけど、ここは日本人が経営する日本人宿でありながら最近中国人観光客の利用が増え、それに総じて日本人の利用が減り、前回よりも一層中国人宿と化していた。寝ても覚めても大音量の中国語が飛び交っているため中国に逆戻りしたような錯覚にさせられた事もしばしば。
どこ行っても中国人のエネルギーって凄まじいです 笑
岸からやってきて「おいで!泳ごう!」と誘われた ゴメン私には無理だ・・
ボートから見た火葬場 今も変わらず朝から晩まで遺体が燃やされていた
前回は乾季のオンシーズンという事もありガンガー沿いはどこも人出でいっぱいだったのに対し、今回は雨季でしかも蒸し暑い夏であるため観光客の数はめっきり減っていて、あの凄まじかった声かけも今回は拍子抜けするほど少なかった。でもその分ハエの数が半端なく、口締めて目を細めて歩かないとハエが入ってきそうな勢い。。道端に黒い物体が落ちてるなと何気なく見たら、牛の糞に大量にたかっているハエの集団だったりした事も。
まぁある意味乾季のバラナシよりもインドっぽいことには間違いないけど。はは
もっとゆっくりしても良かったバラナシだけれど蒸し暑さに負け次の街へ移動することに。なので次はガンガーを上流の北西に遡った所にある街ハルドワールへ向かいます。
そこでならばバラナシでは臆して手を付けることもできなかった聖なる河で沐浴する事ができるかも・・しれない?