on the country road of Pai, Thailand



上海をあとにし向かった先はタイのバンコク。
そう、今回の旅の序盤に訪れ、ひどい目にあったあのタイです。
あの時は色々あってスラターニから北へ北上できずにタイ南部をちょろっと回っただけで帰ってしまったので、私の中ではあまり良いイメージのないタイ。。
こんなままでは悔しいので前回のリベンジも込めて今回のタイへの再訪を決定した次第。
まぁ バンコクからだと安い欧州行きフライトがあるというのも理由の一つでもあったのだけれど。

さて、タイ。
上海からバンコクへ着いてすぐ鉄道駅に向かい、そのままその日の夜行列車でタイ北部の街チェンマイへ向かった。



タイの山間の景色は緑が濃くって綺麗


空も蒼く澄んでてチェンマイへの期待が高まる


タイの列車は居心地抜群。ただ3,4時間平気で遅れるけど。。


バンコクを出発してから16時間。やっとたどり着いたチェンマイは思ってたより都会だったけれど(それもそのはず、タイ第二位の都市だそうです・・)、人も気候もタイ南部より穏やかで、食べ物のも新鮮で美味しく一気にこの街が気に入った。



人生2度目のドリアンを食す 匂いはやはり強烈 味は美味し



宿のスタッフと同宿のイギリス人たちと飲みにでる マルガリータ120円なり


そのあと行ったクラブでバケツ入りウィスキーコークを皆で飲む


このウィスキーコークを飲みすぎて・・・


調子に乗って悪酔いして帰り道コケてしまう・・飲みすぎは注意です(T-T)



それでも翌晩また飲み会 この日はみな結構飲んで撃沈者続出


みなウォッカとウィスキーのミックス酒のせいでいい気分になってます 笑


ここタイでも中国にいるような錯覚に落ちるほど中国人ワールドでした~


さて、話が初めに戻るのだけれど、今回のタイでもやはり私は魔物に取り付かれたようだった。
いや・・インドで取り付かれたカルマ(因業)がタイのこの地までついてきたのか、、まぁ 定かではないけれど、2度目のタイもやはりすんなり全て楽しくとは終わらなかったのです。。

まず、ビンと共にチェンマイにあるインド領事館にインドビザを申請に行ったのだけれど、日本人である私はもちろんすんなり申請許可が出る。が、ビンは申請不可とされてしまう。
インド・中国両国は領土問題からダライ・ラマの問題まで何かと衝突していて、中国人へのビザは日本人に比べたら物凄く厳しい。その上、申請書の職業欄に彼女はライターと書いていたため、観光ビザではなくジャーナリストビザをバンコクの大使館で取るように言われたのだ。しかも、前日にビンが職業欄に「無職」と書こうとしているのを「無職って書くと心象悪くてビザ降りにくいだろうから本当のこと書いたほうがいいよ」と馬鹿なアドバイスをしてしまったのはこの私なのだ。。 
<口は災いの元 >とはよく言ったもの。。本当に言わなきゃ良かった。。(T T)

こうしてビンは最申請のためバンコクにとんぼ返りとなり、私は申請が下りるまでここチェンマイに滞在することに。このせいで彼女のビザが下りないと今以上に罪悪感に苛まれる事になるので「どーか無事ビンにビザが下りますように」と
彼女の申請が受理されるまでお酒を絶って願掛け。(この風習、中国にはないそうです。中国人に珍しがられました。)  
しかし、まぁ インドの中国嫌いはここタイのインド領事館の職員にまで徹底していた。明らかに日本人と中国人に対する態度が違うのだ。大国同士となるといがみ合うのも仕方ないのかもしれないけど、中国人バックパッカーは自由に旅するにはまだまだ障害が多いようです。(その後無事ビザ下りたとのこと。良かった。。)

ああ・・そうだ、惨事はこれだけじゃなかったのだ。
実はチェンマイで旅始まって以来初めてクレジットカードを紛失してしまったのだ。。
無くなったのに気づいた時はさすがにパニックに。パスポートも大切だけれど、カードがないと衣食住に致命的な障害が出てしまう。
が、こちらは最後に使ったATMの中に置き忘れていたため(1分ほどで引き抜かないと自動的にATMの中に吸い込まれるそうです)、1週間後に無事発見され、手元に戻ってきたので良かった。でも返ってくるまでは気が気じゃなかったです。。
ホント・・・悪いことって次から次へと同じタイミングで襲いかかってくるもんですね。。それを全てタイのせいにしては悪いのだけど(事実ちゃんと気をつけてたら避けれた問題も多かったし・・)。


そこで厄除けもこめて宿で知り合ったこれまた中国人バックパッカー、シャオシャオ&リリーと共にチェンマイから3時間半離れた田舎町パイに出かけることに。


パイではスクーターを借りて田舎道を毎日ドライブ



パイには4つの滝があり、泳ぐことも可能


橋を渡って滝下流へ向かう マイナスイオン出まくりの場所ですここは


雨季のため水は濁っているけど周辺の景色は抜群


滝の上流を眺めながら滝水浴


パイの空は雲の層が重なっていて不思議な感じだった


パイ・キャニオン なかなかの絶景でした 高所恐怖症の人はダメかも 笑



自然に出来上がった断層とは思えないほどの風景


サンダル脱いで裸足でキャニオンを一周


こちらは第二の滝 地元っ子も沢山来ていて賑やかでしたー


滝滑り台にも挑戦 泳ぎが苦手なシャオシャオも無事成功


バスなんてないパイでは宿移動も全てバイクで 二人乗りにも慣れましたー




田んぼのど真ん中にあった宿 シャワー室には蛙が4匹もいた 笑


同宿だったタイ人が描いてくれたヘナタトゥー(残念ながら5日で消えた・・)


パイでは久しぶりにバイクに乗って田舎道を走って回り、滝で泳いだり、フレッシュなマンゴーを毎日食べたりと楽しく過ごせたのだけど、4日ぶりに帰ってきたチェンマイでまた災難が。。今度は私だけじゃなくパイに同行していたシャオシャオとリリーにまで。
三者三様に違った状況ではあるけれど、ほぼ同じ日に気が落ち込むような事が降りかかってきて、3人して落ち込むことに。。でもリリーの「泣いててもしかたない。飲みに出て弾けよう!」との提案に乗り、3人で毎晩クラブやバーに通うことに。
落ち込んでる時一人じゃないってのは有難いことです。はは
しかし、まぁ 中国人女性は逞しいっすね。見習いたいものです。(全部じゃないけど 笑)



チェンマイでカルマにまみれてた3人組 我らに幸あれ


合言葉は「Kharuma go away! (カルマどっかいけ!)」ですな



そうそう、3ヶ月間の観光ビザを申請していたインドビザは何と6ヶ月ビザが発給されパスポートとともに返ってきた。領事館の受付の人にはにこやかに「インドゆっくり旅してきてくださいね~」と言われる。いや・・11月までもは流石にいる気ないんだけど・・・インドってホント親日です。

なのでタイの後は再びインド。バンコクから懐かしきコルカタへと戻り、そこからまだ回りきれてない北部の街を巡っていきます。

それじゃー次はインドから。