大連から飛行機でひとっ飛び、再び上海へ。
2度目となると異国の地でも故郷に帰ってきたようにホッとするのは不思議なもの。
そう言えば、スペインのマドリッドやメキシコシティ、インドのコルカタなんかもこういう不思議な感覚にさせられたのを思い出す。長く旅して回ってると、ちょっとした慣れから懐かしさを感じやすくなるんだろうか?

そんな事はさて置き、上海・後編。


またもやビンの会社のランチ会にお邪魔させて頂く 初上海料理激ウマでした


初めは恐れをなしたビンの運転にも慣れてきた。慣れってすごい



今回はビンの親友イーのマンションに丸々一週間もビンと共にお世話になった。前回の上海滞在もそうだったけど、上海にいると毎晩のように夜遅くから出かける事が多く、今回も3人連れ立って夜な夜なクラブやらバーに出向いた。
東京にいたときはもっぱら居酒屋専門だったため、クラブなんて敷居が高く感じられて私なんかは出かける前に一杯ひっかけてほろ酔い状態じゃないと門をまたぐのに緊張してしまったけれど。。笑



イーのダンスクラスの先生がパフォーマンスしているクラブへ


みなノリノリ ダンス上手な人を見てるのって楽しいっすね


こちらはカウチサーフィンのミーティング ここでもしっかり飲んでますワインを


旅中なのにめっきり観光名所巡りもせず日中は気ままに過ごしている私とは違い、毎晩夜更かししつつも毎朝会社に出勤し、晩まで働いているビンやイーには感心通り越して驚かされることしばしば。
でもさすがに休日の昼間ぐらいのんびりしようというイーの提案により、自宅で手料理を作ってプチホームパーティーをする事に。
が・・・働き尽くめ夜ふかし尽くめの二人がキッチンを占拠し、日頃あまり何もしてない私はリビングでビールを飲みつつ出来上がるのを待つという何とも心苦しい状況に。。
中国の客をもてなす精神って素晴らしすぎます。有り難し。



テキパキと作業を進めていく二人。どこでならったのか料理上手でビックリ


出来上がったのがこちらの料理  私じゃ絶対作れないっす。



自信作の前で誇らし気に微笑むビン この日は頭が上がりませんでした


旅に出て2年ちょい、一番豪華な気分を味わえた日かもしれない 感謝


まだまだ料理話は続きます。
今度もまたまたビンの仲の良い友達の家にランチに招待され、おご馳走になりに出向く。ここの夫妻は超がつく親日・知日一家で今年に入って二度も日本に旅行に行っているほど。その時とった写真や多く揃えている日本の書籍を見せてもらったりして、前に読んだことがある本や懐かしき東京や京都の風景を堪能させて頂きましたー
こういう親日家の人たちに会うと日中関係の小難しい問題も将来的には乗り越えて行けるんじゃないかって思わされますね。


もちろん豪華手料理も美味しすぎて食べ過ぎ、後で胃が痛くなったほど


まだ上海の街中にもこんな古アパートが残ってるんですねー


スペイン関連のイベントに出かけた時のもの フリービールもらえてご機嫌


前後合わせて2週間近くもいた上海。
色んな人に会い、お世話になったり、一緒に遊んだりと予想以上に楽しい滞在となり、離れがたい気持ちにさせられました。
多くの人に「旅終えたら上海で仕事探して住めばいいのに~」と言われ、半場本気にそれもいいかもしれない、と思えてきたほど。 街の雰囲気も東京に似てるし、他の中国の街よりオープンで寛容性に富んでるし、物価の面さへクリアすれば住み心地の良い街には間違いなさそうです。

チベット入から始まった2ヶ月近くの中国での旅もここ上海で終わり。
初めは色んな人から聞かされていた中国での旅の辛さや悪評から結構気構えて旅を始めたものの、本当に行く先々で多くの人から親切にされ中国人への好感度がぐんと良くなりました。
この地でもらった恩はこれから先、いろんな所で会うだろう中国人旅行者に少しでも返していけたらな、と思います。


特に旅中ずっと世話になったビンと上海で一緒に過ごすことが多かったイーには感謝の言葉がつきません。(ビンに関して言えば途中から旅友と言うより母親のように何かと世話を焼きまくってくれて、怒ってる時はおっかない継母のような場面も多々あったけれど。。笑)

また中国に戻れる日を願って。再見。


两个人、謝謝