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またまた更新の間隔があいてしまったけれど、今のところまだ元気に旅を続けています。
現在はタイ北部の街チェンマイにて滞在中。
前回はタイ南部で痛い目にあいあまり良い思いでを作れなかったので今回はそのリベンジを込めてここチェンマイでタイを満喫中です。
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北京のあと向ったのはビンの故郷・遼寧省の盤錦。
ビン曰く、戦前に日本人移民が彼女の町に日本米を持ち込み収穫していたお陰で、現在もこの町では美味しい日本米が食べれるらしい。
インドを旅している間、日本米に飢えていたためこの話を聞いて予定を変え中国行きを決断したようなもの。なので米への期待は
盤錦に近づくたびに大きくなっていったのは言うまでもない。



盤錦に近づくと車窓からも田園風景が一面に見え期待が上がる


しかし辿り着いた盤錦は予想以上の大都市で「私の街はものすごい田舎よ」と言っていたビンに「これのどこが田舎なんだよー」と文句を言ったほど。だって街中に高層マンションが立ち並び、まだまだ建設中の巨大ビルも沢山あって、ウチの田舎と同じもんだろうと思っていた私は衝撃を受けた。北京や上海の高層ビル群を見ても東京やニューヨークに比べたら「まぁ こんなもんかい」って感じだったけど、遼寧省のど田舎と聞いてきたこの街には心底驚かされました。
バブルが弾けるとか弾けたとか言われている中国経済だけど、この片田舎での建設ラッシュの様を見てたら何が本当なのか?と思ってしまう。
まぁ 建設後、需要と供給とのバランスが本当に取れるのか?っても思わされたけど。

さて、ビンの実家。
久しぶりの一人娘の帰郷と日本からの客人が来るとあって彼女のお母さんは大量の料理を作って自宅で待ち構えていてくれた。



到着早々このご馳走 ご飯の味も期待を裏切らず抜群でしたー


ビンが「この子は肉が好きだから」とお母さんに行ったらしく、私の取り皿が空になるたび横からさっと肉料理を盛ってくれ、それがエンドレスに続くため初っ端から食べすぎで胃がはち切れんほどになった。でも久しぶりの美味しい手料理をたらふく食べれて幸福感を味わえましたー
世界中どこ行ってもお母さんが作る家庭料理は一番美味しいですね。味付けも濃い過ぎず油っぽくも無くって健康的だし。

お腹一杯になった後は実家近くの公園に遊びに行く事に。


中国の狛犬って丸くて愛嬌がある メイド バイ コンクリート だけど


公園内にあったトランポリンで遊ぶ


ビンは速攻疲れて横たわる 明らかな運動不足っすね


近所の人達が地元民謡を演奏していたので飛び入り参加


さすが地元っ子 おばさんも驚くほどにノリノリで踊ってました


市場で見かけた大量のタバコの葉


こちらはお母さん自慢の盤錦風ピザ 中にはニラが入ってて激ウマした



遼寧省は北朝鮮に近いためコリアン料理も安くてうまかったっす


こちらは盤錦版春巻き この料理はウチの一番のお気に入りとなりました


盤錦からバスで一時間ほどの町に海を見に行く


こちらは黒砂糖を使ったパイ あまりの美味さに翌朝もリクエストしたほど


何かの虫の炒め物 味はほぼなく食管はグニョって感じで・・・微妙だった


父の日にはみなで海鮮レストランに食事に出かけた


上記のレストランで食事中にビンのお父さんが「私の父は戦前戦中、日本人に野菜を売って生計を立てていて、日本人は支払をキチンとしてくれて助かったよ。その点、その後来たロシア軍は酷かったんだ。」と話してくれた。ビンもその話は初耳だったらしく「え!?そうなの??映画やドラマでは日本人はいつも中国人から食料を略奪してるとこしか映ってないよ」と驚いていた。
いやーちゃんと支払をしてくれていた当時の日本人に感謝っすね。孫の世代が悪者にならずにすみました。
しかし・・中国の映画、ドラマ、本は徹底的に日本と日本人を悪者に仕立て上げてるんすね。。少しは自国政府がした国民への仕打ちをタブーに扱いにせずもっと真実を知らせて欲しいもんです、まったく。

あーこーしている内に1週間近くものんびりとビンの実家には滞在していた。お父さんお母さんには何から何までお世話になりっぱなしで本当に感謝感謝です。

いつの日にか日本のウチの実家に招待できる日がくると良いのになぁと思った盤錦滞在でした。

次は大連に向います。