またまた更新が空いてしまったのは、毎日日記を書く暇もないほどここ中国ではスケジュールがビッシリだからです。ほとんど観光っぽいことなんてしてないのに。。

ともあれ北京。言わずとも知れた中華人民共和国の首都である。
南京から夜行列車でこれまた一番安い座席券で北京まで移動し、これまたビンの元同僚でもある友達ん宅に泊めていただいた。
ありがたし。



親日家の田園(左の彼女)のニックネームは杉田美園(自分でつけたそう)


ここの猫は超人懐っこくて可愛かったっす。こんな猫なら飼いたいなー



北京と言ったら北京ダック 他の中華料理ほど脂っこくなくって旨かった



こちらはウイグル自治区の郷土料理 ロバ肉のサンドウィッチ ロバって・・


現在中国の観光地はどこもかしこもやたら高い入場料をとりまくる上、そういう所はこれでもかってほどに人(ほぼ中国人)で埋め尽くされてるので、あまり観光地へは出向かなかった。しかし、私の中では北京と言ったら天安門、だったのでそこには外さず行って来ました。



上のCDジャケットはインドにいる亡命チベット人のバンドのものです


ビン曰く、天安門事件の事は中国国内では文化大革命同様ほとんど触れられる事はないそう。
まぁ どこの国の政府も自分達が犯した罪には触れたがらないのは一緒だけれど、中国政府のやり方は強力的過ぎて露骨に感じるのは私だけではないはず。。

でもインドを経て中国に入ったためか、女性の社会進出、地位の向上には特に感心させられる。ヒンデューやイスラム教国では女性の権利なんてよっぽどの金持ち家庭の出身でない限り保障なんてないも等しいけど、ここ中国では女性も男同様バシバシ働いて稼いでいる人が多いので、見てて活気があって良いです。
何かの本に書かれてあったけど、女性が元気な国は明るいって言うのは本当だなぁと思う。まぁ 一人っ子政策に従わないものには強制堕胎が行われたりと、まだまだ中国も深刻な問題は多いけれど。。



ビール持って歩いてても白い目で見られないのは嬉しい。インドではまず無理


夜みんなでBBQの屋台へ飲みに出掛ける



そうそう、杉田美園(田園)の彼氏(写真左の彼)のおじいちゃんは第二次世界大戦中、日本軍につかまり片耳を切られたそう。。それじゃ おじいちゃんはさぞかし日本を恨んでるだろうね。。との私の言葉に彼は「それがね、その後朝鮮戦争にも従軍して米兵とも戦ったらしくって、日本兵より米兵の方が酷かった!って言って日本は良いけど、アメリカは嫌いだ。絶対に行くなって言うんだよ。はははー」との事。
安堵して良いのやら、なんと言ったらよいのやら・・ でも既に酒が入っていたため4人で爆笑してしまった。

その彼の勧めで翌日は天安門近くに残る胡同(フートン)へ出向く。
胡同とは日本で例えれば時代劇とかに出てくる長屋のようなもので、貧しい一般庶民が長年片を寄せ合って暮らしていた地域の呼称。彼らには建替える資金もなかったのがある意味幸いして古い民家が今もそのまま残り、現在も住宅として使われている。が、近年の中国の急激な開発によりその地区は日々小さくなってきるそう。




胡同内にあった小学校 子供達は授業中にも関わらず教室出て遊んでた・・

 

「資本主義に滅びを共産主義に幸あれ」の古い標語がデカデカと書かれた


屋台電話屋さんの立て札には「ここはゴミ捨て場であらず!」の注意書が 笑


これも北京名物 飲むヨーグルト これは美味かった!


胡同内の広場 後ろは清代に使われてた門だそう(ビン説)


売店の前でビールで一息ついてる所 いやー飲酒の自由って素晴らしい


現在の胡同は開発の波に押され規模も小さくなり、保存状態の良い家が多い通りは観光地かも進んでいるもののまだまだ下町っぽい生活感に溢れてて散策してて楽しかったです。それに北京は全体的に上海よりも随分物価が安く、取り澄ましたところも少なて思ってたよりずっ住みやすそうで驚かされたほど。

さて、北京のあとはいよいよビンの故郷・遼寧省の盤錦(ハンジ)に向います。