The Boarder Gate between Bhutan and India
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現在インドの最南端カーニャクマリまで来ています。
聞きしに勝る南インドの暑さにやられ気味ですが昼間は宿でノンビリ、朝夕涼しい時間帯に外に出るといった暑さ対策で乗り切る予定です。
まったくの無い物ねだりですが・・昼間だけは日本の冬の気候が羨ましい今日この頃です!笑
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ブータン。最近日本に国王夫妻が新婚旅行にやってきて一躍有名になった国ブータン。
しかしこの国はバックパッカーには敷居の高い国で基本的には団体ツアーかもしくは個人旅行にしても専門ガイドをつけないと訪問できない事になっている。その上1日最低200米ドル使わないといけないと言うルールもあるらしく、そんなことしてたら西ヨーロッパ諸国旅するより高くつくことになり長期旅行者としては行くのに二の足を踏んでしまう。。
しかーし!!インドとブータンは隣国同士。ここに一つ陸路で半日観光できる方法があると旅先で知り合った旅友から貴重な情報を教えてもらっていたので、コルカタから南インドへ南下する前に試してみることに。それはジャイガオンという国境の町からだと身元確認が甘く、地元のブータン人ぽく手ぶらで検問所を通ればパスポートチェック無しに入国できるというもの。日本人とブータン人は皆がいうように良く似ているのでやってみて損はないと思い、ちょっと不安はあるけれど決行することに。
初めは自分ひとりで行くつもりが、私のブータン行きの話を聞きつけコルカタで同宿だった中国人のビンと韓国人のヘヨンまでも一緒に行くと言い出し、日本・中国・韓国の女3人での出発となった。
2人とは既に一緒に飲んだり食べたりしてある程度気心は知れていたとはいえ、中国人・韓国人と一緒に旅をするのは初めてだったので最初はどうなることやらと心配もしたけれど、これが結果めちゃめちゃ面白くて、新しい発見や両国の相違・共通点やらを学べて楽しい旅となりました。
コルカタから丸一日かけインド側国境の町ジャイガオンに辿り着き、この町の宿にチェックイン。来る途中のバスの中でも宿のオーナーにも「君たちどこの国?」との質問に「ジャパン・コリア・チャイナ」と答えると「ええ?」って顔を良くされた。その3国が揃う事も珍しいし、あんまり仲良くないのを知ってるインド人も多いようで「すごいな。日本と中国なんてインドとパキスタンみたいに天敵同士なんじゃないの?」と言うおじさんもいたし。まぁあながち間違いでもないけれど
笑
さて、ジャイガオンに着いた翌日の朝。いよいよブータン入国の日。
3人バラバラに国境ゲートをくぐるほうが目立たないだろうと話し合い、一番バッターとして私が最初にゲート突破することに。内心ドキドキしたけれどブータン側の検問のお兄さんはチラッと私の顔を見ただけで何も言わず、結果拍子抜けするほど簡単に検問所を潜り抜けれた!その後ビンとヘヨンも無事ゲート越えでき日中韓3人でブータン初入国を喜ぶ。
あんな簡単なゲートで国境が区切られているだけなのにインド側ジャイガオンとブータン側ポンツォーリンの街の雰囲気が違うのに驚いた。なんたって人や物でゴミゴミしてないし車のクラクションも少なく野良牛もいない。
こんなに道が空いててキレイなんてインドでは考えられないんです!!
インドから来るとゴミが道ばたに落ちていないだけで感動できます
そうそう、ブータンの文化は私にとっては喜ばしい事に飲酒と切っても切れない仲らしく、インド側では考えられないほど酒屋やバーが街中に溢れて、多くの人が昼まっからビールやハードリカーをがばがば飲んでてその飲酒の自由さにさらに驚いた。インドは宗教的に飲酒に厳しいため久しぶりに羽を伸ばして飲めるぞ!と、立ち寄ったキヨスクで早速私達もビールで祝杯をあげる。
そこで知り合った地元のブータン人に色々なブータン事情を教えてもらったり、美味しいレストランに連れてってもらったりと何かとお世話になりました。ブータン人、ホントに世話好きと言うか海外からのお客さんをもてなそうという気持ちがみな強いようで街を歩いていると色んな人から親切にされ恐縮したほどです。
ブータン人のID みな民族衣装着てID写真とるようです いいですねー
ジャイガオンには結局3泊して丸二日間、日中はブータン側で観光し夜はインド側に戻ってブータン側から買って帰ったラム酒で宿で酒盛りと言う日々を送った。初日はゲートをくぐるのにもドキドキしたけれど二日目はもう慣れてふらっと通り抜け、少し遠出して歩いて2時間ほどの山の中にあるチベット寺院に遠足に出かけたり、帰りに郵便局で記念切手を買い家族にハガキを出したりと充実の2日間を過ごせた。