The Front of Dhamekh Stupa in Sarnath


バラナシからに10キロほど離れた所にサールナートという名の町がある。そこは2500年程前、ブッダが悟りを得た後、初めて他の人たちにその真理について説法した地であり、仏教徒にとっては重要な聖地のひとつとして崇められているところ。

バラナシで信仰心の篤いインド人たちを見ていたら折角仏教発祥の地インドに来ているのだから日本人としてそして仏教徒の端くれとして出来るだけ仏教の聖地も訪れてみようと思い、サールナートへバラナシ滞在中に日帰りで出かけた。


バラナシからサールナートへの道中


そのブッダが初説法を行った場所には現在ダメーク・ストゥーパと呼ばれる巨大な塔が建てられており、世界中から来ている熱心な仏教徒たちが塔の周りをそれぞれの方法でお祈りしながら周っていた。


ダメーク・ストゥーパ ここでブッダが初めて説法したそう


みな熱心にお祈りしながら回っている

全体的にチベット仏教徒の参拝者が多いようで、そのせいか私達日本人に似た顔立ちの人が多く、親近感が倍増。インドであってここはインドではないような感じ。


チベット仏教式お祈りの仕方


子供もチベット式お祈りをしながら塔を一周していた

上の写真の子供は兄と妹の兄妹でこの日は家族総出でお参りに来たそう。塔の前に座って物思いに耽っていた私にお兄ちゃんのドルマが恥ずかしそうに英語で話しかけてきた。
簡単な英語で学校の話や家族の話をした後、何か日本的なモノをあげれないかと思い、持っていたメモ帳で折り鶴を作ってあげたら、とても喜んでくれ、お礼にお菓子やらお水を分けてくれた。それまでともて大切にペットボトルに入れた水を手のひらにすくい飲んでいる姿を見ていたので私としては恐縮する思いだったけど、あり難く頂くことに。


ドルマと妹チョネイとの触合いはサールナートでの一番の思い出


今までインドの貧しい子共達にモノやお金をねだられる事は多かったけど、決して裕福とは言えない彼ら家族から頂いたお菓子や水はとても心が温まるものでした。

その後ダメーク・ストゥーパ近くにあるチベット寺院へお参りに行き寺院内を散策。


チベット寺院ではダライ・ラマの写真が飾られていた


チベット寺院内にある巨大なニマ車を回すおばあさん


ここサールナートでは他に道端のチャイ屋で一服したり、フルーツ屋台でフルーツと野菜の盛り合わせを買って寺院敷地内の芝生の上に座って食べたりした。


炉端で飲むチャイは情緒があって楽しいです


マンゴー・人参・大根・赤カブのフルーツと野菜の盛合わせ

その盛り合わせを食べている途中、物乞いの子供達に猛ダッシュで囲まれ、3分の1は強烈なおねだりに負け分け与える事に。。

良くも悪くもインドの子供たちは元気一杯です。