朝6時前 デリー駅構内で野宿し列車を待つ人々


前項に書いたように、デリーにはこれと言った見所もないので早々にこの街を発つ事に。早朝まっくらの中、宿からデリー駅に向かい無事列車に乗り込み2時間ほどでアーグラーについたまでは良かった。

が、、地理的には200キロは南下したにも関わらず、アーグラーは思いのほか寒く、まだ早朝のデリーの方が暖かかったほど。。

駅から宿までの道のり4
キロをせっせと歩いた後はいくらか体も温まったものの、宿で支給されたぬるめのバケツシャワー(インドの安宿は基本ホットシャワーが出ないためバケツにお湯をもらいそれで体を洗うのです)がトドメを差したようで、その晩から39度の高熱が出てダウン。。

お陰で次の日は丸一日部屋から出れず20
時間ほど昏々と眠っていました。。宿の親父はそういう宿泊患者になれているようで然程気にせず「ゆっくり寝てたら治るっぺよ」(ここのオーナーのインド英語は私にはそんな感じに聞こえる)」と言われた。


上の写真の粉の塊は人力車のお兄さんがくれた噛みタバコ。
もしやこれを試したせいだろうか・・?と始めは疑いもしたけれど、オーナーにそれはないと断言された。彼曰くインド人なら誰でもが
んでるタバコだそうで。
でも驚く事にこの
噛みタバコ、インド人男性の体臭とまったく同じ匂いがするのです。彼らのあの宿命的な体臭の正体はこれだったのか。。
そしてその体からにじみ出るほどのキツイ匂いのタバコは私は一噛みしただけですぐ吐き出してしまい、残りは宿のお手伝いのおじさんにあげてしまった。

まぁそんなタバコのことは横に置きながら、インドにきてまだ
4日目だというのに・・そしてまだ生ものにも手を出していないのに・・寒さでやられるとは・・不覚。


でも丸一日静養したお陰で次の日には熱も引き復活。恐れていた酷い下痢や咳はないので一安心。
前々日宿で知り合い仲良くなってたフレンチの女の子とも再会できたし、ドイツ人のジュリアナとも知り合い、明日一緒にタジマハールへ行くことになり万事が順調に滑り出した感じ。よしよし。

さぁ待っていろ!タジマハール。