Delhi, India

あけましておめでとうございます!
今年も怪我なく事故なく大病なく無事旅が続くよう、日本から祈っていてください!

さてさて、最後シアトルの更新から期間があいたのは、
11月下旬に日本へ一時帰国し、家族や友達たちと1年半ぶりの再会を果たした後、お正月過ぎまで一ヶ月も実家でノンビリしていたため。
そして
18日に弟家族と妹に関空から見送られ、再度旅の続きへと出向いた先は・・・インドのデリー。

そう、とうとうインドです。旅先で会った仲間からは様々な好評・悪評を聞いてきたインド。
旅行した後のインドの印象は好きになるか嫌いになるか、真っ二つのグループに分かれていて、私の超個人的な統計からすると男の人はインド嫌いになり、女の人はインド好きになって帰ってくる傾向が強いよう。そのパターンはキューバに似たものを感じるが・・真相は自分が行って見ないことには分かりません。



どーーーか、インド好きなれるよう良い出会いがいっぱいありますように!(祈願)



さて、インド。この国は言わずと知れたバックパッカーの聖地とされている。
その理由はとにもかくにも物価が安いから。そして旧宗主国が英国であるという事から英語が広く浸透していて旅がしやすいというのも大きな理由の一つ。
しかし最近は物価の急上昇やビザの厳格化から一昔前ほどバックパーッカー天国とはいかない模様。
それにインドの首都であり、玄関口でもあるデリーは海外からの旅行者を騙そうとする悪徳業者がうようよしているそうで、一月以上もどっぷり日本の清潔で卒のない生活に浸っていた私は、最初から「これぞいインド!」と言うような安宿は避け、体が旅にまた馴染んでくるまでは適度に清潔でちゃんとお湯が出るホテルに泊まることに。
なのでインド最初の2、3日はガツガツ観光せず、のんびり街を散策して過ごす。



メイン・バザール(市場)を人や車に混じって悠々と牛車やリキシャがゆく

 
メイン・バザールでの青空市場

イスラム教のおじいさん そうインドにはヒンデュー教徒だけじゃないのです


石像屋さんポーズとってくれました  左は今やゴミ箱と化している元ポスト


ヒンデュー教の寺院の前では信徒のおばあちゃんが井戸端会議中


道の脇にはゴミ溜所が・・幸い今は寒い時期なので悪臭はしなかったけど


観光客がこなさそうな場所を歩くと上記のようなゴミ溜所が道路の直ぐ脇にあったり、ドアのない公衆便所(男性用のみ)が道に隣接して建てられてたりする。ドアがないからもやは郊外でのタチションと変わらない便所は収容しきれない尿が道路まで流れ出てきており辺りにはアンモニア臭がぷんぷん漂っていた。これなら野外でしたほうがまだキレイだろうに・・と思える代物でした。。


そういうのを見てやっぱインドだなぁと勝手に解釈した後、デリーの地下鉄に乗ったら驚いた。乗客の多くを占めていた
現地の若い女子達は日本や欧米とまったく変わらないファッション(但し足が出るようなスカートは絶無)でキャーキャーとガールズトークをしているんだから。
まぁ私が乗ったのが女性車両だったのもあるだろうけど、それでもメインバザールで見かけた人たちは生きている階層、国までが違っているように見え呆気に取られた。

これだけで全てを見ては取れないだろうけど、インドの貧富の激しさをを垣間見た初めての出来事でした。



ビジネス街近くではマクドナルドも。 牛肉はヒンデュー教徒が、豚肉はイスラム教徒が駄目なのでハンバーガーの中身は主にチキンと魚。インドの裕福層の人たちには人気のようで店内ほぼ満席。


こちらはスリランカ政府がたてた仏教徒施設 お坊さん見るとなぜか安心する


デリー駅構内の様子 凄い数の人が列車の発着を待っていた


デリー。インドの首都であり一応インド国内では1,2の都市のはずなんだけど、イタリアのローマのごとく大いなる田舎って感じ。

でも思った以上に英語を解す人が多いのには感心。ローカルな人たちとも難しくない会話なら普通にできるのもインドの旅の醍醐味なんだろう。150円ほどでパソコン用のイヤフォンを買った電気屋の親父は東京で取られたインド映画について熱心にストーリーを説明してくれたし。

あとやはりどこの国いっても観光客が集まるスポットよりローカル色が強いところのほうが面倒な声かけに会う確立は低いですね。対策としてはそれらの場所では立ち止まらない、声かけてくる奴は一通り無視するしか手はないけれど。

その甲斐あってか今のところガイド本に書いてあるような悪質な詐欺師たちには出くわしてないから良いものの、もう一つ有名なあのデリーの空気汚染は凄まじいの一言。。2,3時間外を歩いて帰ってくると鼻の中から真っ黒の物体が出てくる。そのどす黒さに初めは鼻血でも固まってたのか?と疑ったほど。。(ええ、実態はただの汚れた鼻くそです)

それ程見たいものもないし大きな街はどこも似たり寄ったりなのでデリーは2日間いただけで次の予定地アーグラーに向かう事にしました。

そう、あの世界一壮麗な墓と有名な
タジマ・ハール を見るために!