New York City


アメリカ。大学時代をすごしたため思い入れが強い国のひとつ。メキシコシティからひとっ飛び。NYのJFK空港に着いたのは夜の8時過ぎ。NYに来るのはこれが4度目なので泊まらせもらう予定の友達ん宅まで迷わず行けるだろうと高を括っていたら、電車の乗り継ぎにやたらと時間がかかり、ブルックリンにあるアパートに辿り着いた頃には12時を過ぎていた。。 


久しぶりの深夜の地下鉄は人も少なくちょっとドキドキしたけど。



旧ユーゴスラビアの国の一つでもあったモンテネグロ(前にも書いたけど、諸事情があり日露戦争以来未だ日本に宣戦布告中というユニークな国)の宿で知り合ったリネイと約1年ぶりに再会。ってか、もう1年近く経つのかぁ~・・・(感慨)

彼女もその時は仕事を辞めて何ヶ月か旅をしていたけれど、今ではミシュランの星マークが付いた高級レストランでシェフをしているとの事。そのシェフの名は伊達ではなくその晩の夜食もささっと手際よく作ってくれて、「アメリカ人の料理下手」と言う私の学生時代の経験からくる偏狭な思い込みを見事打ち砕いてくれた。いやー ありがたし、ありがたし。


翌日はメキシコシティの宿が一緒でこれまた日本からの世界一周組みパッカーの友達がちょうどNYに滞在していたので、タイムズスクエアで落ち会って一緒に観光する事に。


マンハッタンのど真ん中  タイムズスクエア


相変わらず日中夜問わず観光客であふれてます


ブロードウェイミュージカルのチケットを買うために長蛇の列が



当初の予定ではミュージカル『マンマ・ミーア!』を一緒に見ようと思っていたのだけど、さすが人気があって既に売り切れており、変わりに『Billy Elliot - リトル・ダンサー -』を鑑賞。この元となっている映画も好きだったけど、ミュージカルも歌・ダンス共に躍動感があって見終わった後は爽快感でいっぱいになった。


マンハッタン5番街にあるエンパイア・ステート・ビルディング



ミュージカルを見た後、友達と一緒にタイムズスクエア近にあるリネイが働いているシーフードレストラン「Oceana」に夕食を食べに行こうと店先まで行ったのだけど、さすがミシュラン一つ星をとってるだけあり格調が高く店内にいる客はみなビジネススーツまたはドレスという出で立ち。とてもじゃないがスニーカーにジーンズのバックパッカースタイルで入れるような雰囲気ではなかったので入店はあきらめる事に。。 あんな敷居の高い店 アメリカで入った事ないな・・・さすがNY。

その日は変わりに日本式居酒屋店に入ったのだけど、これが大当たり!いやーまさに日本の居酒屋って感じで飛び交ってる言語が英語って違いだけで出てくる料理の味も雰囲気もまさに本物のとうり。こちらもさすがNYと言いたい。こんなに質の高い居酒屋、たぶんロンドンやパリでもまだ出てないんじゃなかろうか?料金も手ごろだったし、素晴らしいの一言でした。

ホント 久しぶりに飲んだキリンの生はうまかったです (涙)


日本食と言えば別の日にリネイと来来軒にラーメンを食べに行ったけど、こちらも胃を鷲づかみする本場日本の味でした。NYいたらホント日本食に飢える事なさそうですね。


米国が誇る(?)アメリカンフードのステーキとハンバーガーも食べる


ステーキの後はアイリッシュバーでドラフトを一杯引っ掛ける


NY ナイトライフが楽しくてたまりません



お部屋に居候させてもらってるリネイに誘われ、彼女が週一で行っているホームレスに配る食事を作る団体のボランティアに参加した。ボランティアがするのは野菜のカッティングや鶏肉を鉄板の上に並べていくといった簡単な作業なのだけど、量が半端なく、1時間かけて刻んだセロリの量は私が一生に食す10倍の量は軽くあったはず。。手が腱鞘炎になるかと思うほどだった。

でも3時間みっちりボランティアとして働き、久しぶりにアメリカ人の熱心なボランティア活動に接せれて懐かしい気分に浸った。そう、本当にアメリカ人って福祉活動に対する情熱は日本人とは比べられないほど高いのです。ここまで徹底した個人主義プラス資本主義の国なのにと未だに不思議になることもあるけれど、この国民のボランティア精神には頭が下がる。

そこには五体満足だけど経済的には弱者、という人たちへの社会保障が脆弱で誰かの助けがいるという理由も多少関係あるのかもしれないけど。


ボランティアの後リネイとブランチ  彼女はこの後お仕事  えらいわぁ~



NYに来たら誰もが一度は行くセントラルパークに私も足を運んだ。東京の新宿御苑や皇居周辺も広大で眺めもいいけど、ここセントラルパークはデカさで言えばぶっちぎりの大きさ。一周すると4時間ちかくかかるほど。


公園の開けた場所からは摩天楼のビル郡が見える


池のほとりではおじさんや子供が小型ヨットを浮かべて遊んでた



セントラルパーク周辺ではストリートミュージックを奏でている人たちも多く、ベンチに座って日向ぼっこしながらゆっくり聞けるのはなかなか贅沢な気持ちにさせてくれました。


愛犬チワワと共に弾き語りピアノでアメリカ一周中のお兄さん


やたらカメラ目線で演奏するサックスのお兄さん


結構オシャレなセレクトショップの店先に書かれていた  ウケ狙いなのか?



NYにはコロンビアからパナマまでの船旅(私にとっては今のところ旅一番過酷だった・・)が一緒だったルーマニア人のティムもちょうど滞在していて、せっかくだからと彼と彼の友達が借りている旅行者用の短期アパートメントでのホームパーティに招かれお邪魔した。

私以外にもティムが旅先であった友達が何人も来ていて皆で赤ワイン片手にワイワイ盛り上がる。その中にNY出身の美容師をしているという女の子が「日本人ならこれ知ってるでしょ!」と自慢のタツゥーを見せてくれた。


解りますか? 右腕手首近くには「こだま」が  肩には「トトロ」が



「宮崎駿のジブリシリーズが好きでタツゥー入れちゃったの!」らしいのだけど、日本人でもここまでする人そういないはず。日本人だからこそしない(文化的に)、とも言えるけど。しかも「もののけ姫のこだま」ってかなりツウというか変り者というか、見せられたときは爆笑してしまった!


そんな感じでNY滞在がもうちょっと伸びそうです。 

NY 楽しすぎ!!


この日この人数で赤ワイン10本空けました  いやはや・・