エルサルバドルの首都サンサルバドルを朝出て、ローカルバスを乗り継ぎ次の目的地・ホンジュラスのコパンルイナスを目指した。その町の近くにはコパン遺跡と呼ばれるマヤ文明時代の古代遺跡が残っており、見ごたえがありそうなので中米入ってからまだ一度も行ってない遺跡を見ようじゃないかと思い向かった。
が、これまた一筋縄では行かず。。

まず、ホンジュラスの国境手前で10台ほど前を走っていた車が土砂崩れで埋まってしまい、軍隊による救出、搬送、土砂の撤去の間、後続車の私達は1時間以上道端で待たされる。土砂の中に車ごと埋まっていた運転手さんは無事搬送されていったのだけど、その時間のロスで結果的に目的地コパンルイナスまであと一歩と言うところで乗り換えのバスが終了してしまった。午後5時にバス終わるって早すぎでしょ。。
そのため、まったく知らん街に泊まらねばならぬ羽目に。まぁ翌朝無事にコパンルイナスには辿り着けましたけど。

そんなこんなでやって来たコパンスイス。着いた早々にコパン遺跡へ出向いた。


                       お出迎えのオウム

ここの遺跡は今までペルーなどで見てきたインカ文明やその他古代遺跡とは違い、マヤ史に登場している都市の遺跡で、現在発掘、保存されているのは神殿や祭壇のみであり、その他居住区は未だ周囲の森に埋没しているそう。


                     丘の上から見たコパン遺跡


                  少し日本の仏像を思い出させる石像

この遺跡を残したコパン王朝はマヤ史の中でも科学に優れていたようで、7世紀には1年は365.2420日だと発見し、他のマヤ都市に広めたのだという。現在使われているものとほぼ誤差がないと言うのだからすごいです。
しかしそのコパン王朝は9世紀には忽然とマヤ史から姿を消してしまい、最後の王が自ら王朝の幕を閉じたのではないか?と言われている。
なんとも不思議としか言い様がないのだけど。



コパン遺跡、人も多くなく、森に囲まれながら朽ちていく姿が自然美とマッチしていてなかなか満足度の高い遺跡でした。

さて次はグアテマラに向かいます。