海こえ山こえ国こえて♪

メデジン。一昔前までは麻薬売買を財源としたマフィア達の巣窟といった街だったという。
94年のワールドカップでコロンビア代表DFがオウンゴール叩き込んでしまい後に報復としてその選手が射殺されたのもこのメデジンだったそう。(犯人はもちろんマフィアクループの用心棒だったらしい)

コロンビアは未だ麻薬関連の事件が後を立たない。しかし悪名名高かったこの街も実際来てみるととても居心地の良い街だった。なんと言っても人が良いのだ。道で地図を開いていると必ずと言っていいほど「どこ行きたいの?何探しているの?」と通りがかった人が声をかけてくる。こんな事ってスイス以来じゃないだろうか?しかも地下経済で街全体潤っているのか道を走っている車も皆キレイ。
そして交通機関もさすがコロンビア第2の都市だけあってメトロや市内バスが走っていてどこに行くにもなかなか便利で助かった。

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さて、そのメデジンでの最大ミッションはパナマシティ行きの格安チケットを手に入れる事だった。と言うのもコロンビアとパナマは陸続きなのだけど、道路は通っておらずパナマへの陸路入国は認められていない。道路が建設されてない理由としては、国境近くのジャングルがパナマの国立公園になっておりその環境保護の為だとか、またはコロンビアから大量の麻薬が流れてくるのを嫌っているためだとか様々な事が言われているけど・・とにかく南米から中米への移動手段は飛行機または船しかないのだ。
陸続きなのに何とも歯がゆいことだけど。。

ボリビアで会った中米からの南下組の人たちは殆んどが飛行機でコロンビアに入ってきていたため私もそうするつもりだったのだ。が、これが一筋縄では行かず。。

まず、何社かあったコロンビア→パナマ行きの航空便が近年激減して独占状態のようになっており、その為たった1時間ちょいのフライトなのに代金が350米ドル(3万円弱)以上するのだ。しかもその半額近くが航空会社へのタックスだと教えられ、乗る気をいっぺんに無くした。

なので最後の選択肢である船をチョイスする事に。まぁ・・これもなかなか骨の折れる工程となっており、定期便などないので国境近くにある海岸の町カルタヘナまで移動し、そこで船長と直接交渉して3泊から5泊かけパナマまで行くのだと言う。小さいヨットで。ゆっくりと。

確実に船酔いしそうだけど、、それしかないのならしょうがない。カリブ海を眺めながら船酔いと戦うしかない。

かくしてコロンビアいや南米最後の町はカルタヘナに決定となりました。

あと5日ほど他の町を周ってから船探しにカルタヘナへ向かう予定です。

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宿にあったハンモック式の椅子