海こえ山こえ国こえて♪
PLAYA PUNTA ESTRADA IN GALAPAGOS

かの有名なダーウィンが約150年前に生物進化論を発表するにいたった島であるガラパゴス諸島。
グアヤキルから飛行機で1時間半ほどで到着したこの島は海岸沿いがマングローブの林とゴツゴツした黒い岩で囲まれていた。

空港が離れ島に作られている為、バス→船またバスを乗り継ぎ、サンタクルズ島の最南端にあるガラパゴス諸島最大の(でも小さい)町、プエルト・アヨラに到着。この町へやって来たのはチャールズ・ダーウィン研究所を見に行くのと、あと今回最大の目玉・クルーズ船ツアーを申し込むため。

ダーウィン研究所と言ってもだだっ広いジャングルの中に絶滅の恐れがあるゾウガメやリクイグアナを保護している囲いが点々とある程度で全然仰々しくないのだけど、その広さのため歩いて見て回るのは一苦労だった。この島は寒流の潮の流れのお陰で赤道直下にある割には風が涼しく朝晩は過ごしやすいのだけど、日中はさすがに暑く、日差しが肌に当たれば暑いより痛いほど。でも間近で見るゾウガメの食事風景や大きな甲羅が擦れ合う音は迫力があり、見ていて飽きなかった。

海こえ山こえ国こえて♪
小さな子供には大きすぎるのかビビる女の子(後ろ)

海こえ山こえ国こえて♪
ウミイグアナより乱獲のため数が少ないリクイグアナ

しかし亀にしろイグアナにしろ、ここまで巨大化した割にはどちらもベジタリアン(ウミイグアナも海草しか食べない)なのだから不思議。

ガラパゴスは町の中までそれら野生動物でいっぱいで、港にはペリカンがうようよ、道にはイグアナが、桟橋近くにはアザラシが昼寝していて、みな一様に人間を恐れる様子がない。

海こえ山こえ国こえて♪
歩道にいつもいて踏みそうになることも

海こえ山こえ国こえて♪
人間の客より魚をもらいに来るペリカンの方が多かった魚市場

海こえ山こえ国こえて♪
昼寝中のアシカ  人間より平和そう

海こえ山こえ国こえて♪
島最大のゾウガメ  (うそ)


プエルト・アヨラから一時間ほどでいける所にケーブ状になっている天然の海水プールがあり、そこは透明度が高くとても綺麗と聞き行ってみた。なるほど、聞いたとおりなかなか素敵な天然プールで、岩の感じもよく秘境感が漂ってて雰囲気も抜群。思っていたより険しい岩だらけの道をあきらめず歩いて来た甲斐があった。

海こえ山こえ国こえて♪

海こえ山こえ国こえて♪


さて、肝心のクルーズ船ツアーの方は何軒かまわった中で最終的に一番良かった船のツアーをチョイス。3泊4日全食事込みで4万円。バックパッカーにはちょっと高い気がするし、もっとエコノミーな船を選ぼうかとも思ったりしたけれど、せっかく一生に一度のガラパゴスでのクルーズツアーなのだからと奮発。個室+プライベートバスルームつきで食事もいいんだしと後は思い込むことに。

でもこのツアーに出るまでに5日間ほど日にちがあるので、ひとまずサンタクルズ島を後にして隣島のイザベラ島へ行ってきます。

あ、書き忘れるところだった。ここガラパゴスはエクアドル本土より物価(特に食事)が高いためキッチン付きのナイスな部屋を借り、毎日自炊をしている。なんたってレストランなんかで食べると一回の食事代が部屋代(1,200円ほど)を越えてしまうくらいなのだ。そこでガラパゴス到着初日はリマの日系マーケットで購入したカレールーを使い、豪勢にシーフードカレーを作って食べた!

海こえ山こえ国こえて♪
エビと紫キャベツ、玉ねぎのゴールデンカレー

1年ぶりに食べた日本のカレーの味は、ただもう絶品。震えるほど美味しかったです。