ああ　念願のウユニ塩湖

UYUNI

何もない、その上たびたび断水がおこるウユニの町でひたすら待つこと丸３日間。漸く、本当に漸くウユニ塩湖の塩のホテルに泊まりに行ける事になった。待っただけあって出発当日は晴天で、しかも前夜に大雨が降ったため塩湖に水が張っていること間違なしという好状況でウユニ塩湖へ向かった。

ウユニの町から四駆で走ること１時間ほど、念願のウユニ塩湖が見えてきた！同じツアーの人たちとジープの上に乗り、鏡張りの塩湖の上を塩のホテルへ向け走る。

そうそう、ここで忘れてはならないのが紫外線対策。ここは標高４千メートル近くで、しかも塩湖のお陰で雪山並みに下からの反射もすごいく、このツアーから帰ってきた人の中にはヒマラヤか南極にでも冒険に行ってきたのですか？と思うほどの限りなくヤケドに近い日焼けをしていた人を沢山見かけた。そのため今回私は人生始まって以来『最強』と言えるほどの日焼け対策を行う事に。その対策とはモロッコの砂漠の民ベルベル人に教わったベルベルターバンで顔を覆うというもの。もちろん日焼け止めをたっぷり塗った上に、である。

気分は月光仮面だったのだけど、この上にサングラスもかけたのでアラブ人だとか中にはテロリスト呼ばわりする人も現れたけれど、酷い日焼けをして後で苦しむよりは良しと考えこの格好で押し通し事に。

話が飛んだけれど、塩湖をジープで走ること３０分。鏡張りの湖の向こうに今夜泊まる塩のホテルが見えてきた。

ここのホテルは壁、ベット、テーブル、椅子などほとんどの物がここで取れた塩でできていて、夜は懐中電灯またはロウソクで過ごすことになる。そう書くとロマンチックに聞こえるが、トイレは流れにくいことこの上なく、お風呂どころか水道もない、まさに塩湖の孤島みたいなところ。

それを犬猿してかほとんどの欧米からの観光客は昼間の２時間ほどこの宿周辺を散策した後、泊まらずさっさと次の場所に移動してしまう。なのでここの宿の宿泊客はほぼ８割がた日本人で、あとの２割を韓国人や欧米人が占める程度。そのため旅に出て以来、ここまで一度に多くの日本人に会ったのは初めてだった。その中でもウユニでの宿が一緒で意気投合していた人たちとこの鏡張りのウユニ塩湖でおもしろ写真を撮ろうとみなで塩湖に繰り出した。