海こえ山こえ国こえて♪


コチャモバレーのトレッキングから無事プレルト・モンに帰り着き、同じ宿で2日ほど静養してから今度はチリの首都サンティアゴに向かった。

さて、そのサンティアゴ。この街は盆地に位置しているため自動車や工場からの排気ガスが上空にとどまりやすく、そのため空気汚染が深刻とガイドブックにかかれていたため、どれほどのものか?と心配していたのだけど、私が行った時期はカラッとした天候に青空が映えていて一安心。

あまりこれと言って見るものがなさそうな街なのでボリビアに向ける前の骨休み的に考えていたサンティアゴだったけど、泊まったホステルが「ここが本当に安宿か?」と思うほどお屋敷のような造りで、天井も高く赴きがあって滞在がグンと楽しくなった。

海こえ山こえ国こえて♪

旅を続けているうちにしみじみ思うのだけれど、泊まった宿の良し悪しでその町のイメージもピンキリで変わってくる。そういう意味においてはサンティアゴは恵まれました。なにげに寄った森林公園も思ったより落ち着いていて良かったし、街全体の治安もブエノス・アイレスに比べ良かったのも旅心地を良くしてくれた。

海こえ山こえ国こえて♪-公園


そうそう、忘れてはいけないのが日本食レストラン金太郎。プエルト・モンでは海鮮物をたんまり堪能したけれど日本食を出しているお店には行ってなかったので、久しぶりに行ってみることに。イスラエル以来だから約4ヶ月ぶりのお寿司。

が… 悲しいかな、そのレストランに魚を卸している店が夏休み中で新鮮な魚はサーモン以外ないと言う。。なので太巻きとラーメンをオーダー。
でもこの太巻きがめちゃくちゃ美味しくって、と言うか久しぶりの刺身醤油とワサビの味がたまらなくって結局この太巻き目当てに2泊しかしなかったサンティアゴで2度も通ってしまった。

海こえ山こえ国こえて♪-太巻き


やはり日本人の板前さんが作る寿司はシャリが硬すぎず尚且つ酢がしっかり効いていて美味しいですね。イスラエルのベルシェバで食べた(たぶん)中国人シェフが作った創作寿司とはレベルが違いました。

寿司を堪能した後は次の地、チリ北部の玄関口、カラマに向かいます。


PS. チリのサンティアゴとプエルト・モンの街角にはいたる所に日本の昭和を感じさせるゲームセンターがあった。その中の多くは今の日本では不要になったゲーム機たちが太平洋を越えはるばるチリまで運ばれてきているようだった。筋肉マンや初代ストリートファイターの対戦ゲームが日本語そのままに表示されているのをチリの子供たちが熱中してプレイしているさまは、不思議でありながら何だかノスタルジーな気分になった。

海こえ山こえ国こえて♪
サンティアゴのバスターミナル