ハンガリーのブダペストでは最終日に考えを変え、市内一大きい温泉へ行ってきた。
温泉と言うよりは温水プールに近いけど、カップルや家族連れが多い中1人のんびり浸かって英気を養い、その晩夜行バスでドイツのミュンヘンへ向かった。
がっ!!!このバスが最悪で・・・・・
バスの中のトイレは壊れている上に悪臭が漂っていて、トイレの近くに座っている人達がドライバーに文句を言ってもドライバーは知らんぷり。
お陰でミュンヘンまでの10時間の旅は座席の狭さとトイレの臭いをひたすら我慢することとなった。
幸い私はドライバーのすぐ後ろの席でトイレから離れていたから臭いの面では助かったけど・・・。
さて気を取り直してミュンヘン。ここへ来たのはシンデレラの城のモデルになったと言われる『ノイシュヴァンシュタイン城』をどうしても見ておきたかったからだ。
その城はミュンヘンからは少し離れた田舎の街にあるので、交通の便も考えて現地ツアーに参加。
ここでもアジア人は私1人だったのでで浮いていたのだが、すごく偶然なことにチェコのチェスキークルムロフの宿で一緒だったオーストラリアの女の子『アビ』も参加してて、お互い「超~奇遇だね!」と再会を喜んだ。
チェスキークルムロフでは人生で初めてハチに刺され大変な目に遭ったけど、こうして違う国でその街で会った子とバッタリまた会えるなんて思いもしなかった。旅をしてると色んな事があるもんだ。お陰で良き旅の道連れが出来たし♪
そのアビと一緒に向かった『ノイシュヴァンシュタイン城』は昔この辺りの国王だったルートヴィヒ2世が17年の年月と莫大な財産をかけて作った城なのだが、この王様かなりのハンサムでモテモテだった(一方的に)のにもかかわらず生涯結婚することも女性と付き合うことも無かったとの事。
現在では彼はゲイだったのだろうと言われていて、カトリックの教え(ゲイなんてとんでもないっていう考え)と自分の立場(国王だし結婚しきゃっていうプレッシャー)に悩んだ挙句、酒でもドラッグでもなく自分の夢の城を建築することに没頭したらしい。
彼が酒やドラッグに走らず城作りに走ったお陰で後世の私達がこうして美しい城を見学出来るのだから、彼の悩みはさておき、有り難い事だ。
アビと一緒にこの城が一番キレイに眺められると言われている吊橋を渡った崖の上を目指し、かなり急な(まさしく崖って感じの)崖をよじ登った。
足場が悪い上に高いしでちょっと大変だったけど、その分そこの崖の上からの眺めは最高で「絶景」としか言えないほどの素晴らしさだった。
城の後ろに広がる湖や森林の景色も城とマッチしていて、ブダペストからの苦労も報われた気がした。
それに、昨日までは大雨だったらしいけど今日は一転して晴天で、青空が真っ白い城に映えていて良かった。
アビにも再会できたし、城も十分堪能できたし、これで心置きなく次の国オランダへ向かえる。
バスはハンガリーで懲りたので、オランダの首都アムステルダムまでは夜行の寝台列車で行くことにしました~。(笑)
ドイツと言えば・・・
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