こちらのブログを読んでくださっている方の中にはお子さんを支援学級に通わせている方が多いかと思います。


皆さんの学校では、通常級の児童たち、保護者達に支援級の存在はどのように認識されていますか?



最近私の息子のクラスの保護者の間で”通常級のお子さんや保護者の方に支援級の事をもっと知ってもらいたい”という動きが出ています。


事の発端は、息子より2学年下のお子さんがいる支援級ママさんが通常学級の保護者から


”正直支援級の事ってわからないんだけど、でも、せっかく同じ学校に在籍していて授業や行事での交流もあるのだから支援級はこんな所です!っていう情報を学校が発信してくれることはできないのかな?”と言われたことからでした。


私達も前々から、同じ学年に支援級在籍の児童がいる場合とそうでない場合の学年の子たちの支援級児童に対する認知度や理解の違いが大きい事、保護者の間でも”支援級?うちの学校にそんなものあったの?!”という声が聞かれることがあったり、支援級=何もできない障害児の集まり=怖い、面倒、関りたくなというイメージを持たれている方がいらしたり、万人の理解を得ることは難しくても、支援級の存在を正しく理解していただきたいという気持ちがありこれはとても嬉しい事でした。



私が思う、情報発信内容としては


支援級にいる子供たちはそれぞれにハンディを抱えていて、個性も様々です。


発達の凸凹がいわゆる定型発達と言われる子供と比べ大きいです、そして発達もゆっくりです。それ故、苦手な事が多いし、通常級の中で皆と同じようについていくことは難しいです。でも・・・・・得意とする事には素晴らしい能力を持っていたりします。


通常級のみんなのように、自分だけの力で事を成し遂げる事が難しいことも多々あるけれど、勉強の場やお友達関係でも適切な対処や支援を受けることができれば問題が改善されることも多々あります。


その為にはその子のニーズに合わせた手厚い支援が必要です、それゆえの支援教育なのです。だからこそこの子たちは支援級に在籍しているのです。


支援級の子たちは学校でも教室でビデオを見ていたり、しょっちゅう遊んでいるよね、と言われることもありますが国語や算数の授業もありますよ!各自のレベルに合わせた教材を使って個別支援で受けています。そうそう、生活単元という授業もあります学級園で野菜を育ててそれを収穫して料理をしたり、毎週末には上履き洗いをします。


そして、支援教育とは障害のある子供達を排除するためのものではなく、また、支援学級に在籍する子供達のみが受ける物ではなく通常学級に在籍する個別のニーズを必要とする子供達にも適用されるものなのです。


彼らは感覚過敏や身体上の問題から日常生活で苦痛を感じる事も多いです。


そして、何より知っていただきたいことは彼らにも感情はあるのです。

その感情を上手に言葉で表現することができずに周囲を困惑させる行動をとってしまう事もあります。

もしパニックを起こした場合の対処法を知っておいていただけると嬉しいです。

そして、交流に参加している時など彼らに腫れ物に触るようにではなく、ごく自然に接してもらえると嬉しいです。


ざっと書き出してみるとこのような事が挙げられます。

ただ、決して個人の診断名等を公表したいという事ではないのですが・・・支援級を知ってもらうなんてことはしてほしくない!という保護者の方がいらっしゃることも事実です。


皆さんの学校では、支援級を知ってもらおうという取り組みは何かされていますか?(学校によっては支援級の担任が通常級へ行って希望者の通常級の保護者も参加して講演を行うなどされているようですが)ぜひご意見をうかがいたいと思います。


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