4年半ほど前


家庭内でも色々あって


仕事でも厄介な人間関係に巻き込まれ


息子が高機能広汎性発達障害と診断され小学校の就学問題、通常学級、支援級どちらを選択するか、


そして何より私自身発達障害について受容も理解もできていない時に周囲からの善意ではあるのだろうが余計落ち込みに拍車をかけられることとなる忠告、アドバイスに悩み精神的にボロボロだった・・・


常にイライラして、些細な事に怒りや悲しみが湧き上がりそれを発散することができず、眠れない日々が続いた・・・



このままじゃいけない・・・・と心療内科のドアを開いた


問診の際、


”最初のイライラは仕事の事から始まったけれど、今一番つらいのは仕事を終え家に帰った後、広汎性発達障害の息子に毎日イライラさせられて、小学校についても通常級か支援級かどちらを選べばよいのかどうすればよいのかわからなくてそれが辛い・・・


そう話をした際に帰ってきた回答は


”ごめん、発達障害って私良くわからないから・・・なんならカウンセリングを紹介しましょうか?”




その一言にガッカリして、別の心療内科と精神科を看板に掲げている病院へ行き同じ話をしたところ言われた言葉は


”発達障害のお子さんは大変だよね。でも高機能で良かったね”



”鬱とまではいかないけれど精神的に相当疲れているようだから精神安定剤と睡眠導入剤を出すから。”効き目は軽いものと言われた薬を数か月服用し眠れるようにはなったがイライラは解消されたかどうかはわからない、次第に薬も強い物へとなって行き、とにかく薬の作用で眠くてだるい・・その記憶しかない。


ただ、発達障害についての話はここに通っても通じないのだ・・・そう思ったら問題の根本をどうすることもできないのだからこの病院へ通う事に意味があるのだろうか?そう思い通院をやめた。


結局、(今だから言える事だが)息子を支援級に就学させることを半ばやけくそになって決定して、通学時の付き添いが必要という事がありそれまでの仕事を続けることもできなくなりそちらも退職することとなった。


そして小学校入学。このころを境に、幸い私は周囲の人に恵まれその後は自分と同じ悩みを持つ人たち、発達障害や療育に理解を示してくださる方達との出会いが広がり自分の思いを遠慮なく話したり、悩みを共有できる人達がいるという事もあってか精神的な不安はかなり軽減されていった。(息子自身が落ち着いてきたことも大きいのですが。で、今でもかかりつけの小児科・内科医が出してくださる漢方薬は服用していますが・・)


あれから4年半・・・


発達障害って良くわからない、高機能で良かったね、と軽く言われた医療機関の方達の障害への理解は進んでいるのだろうか?


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