青森市は24日、同市の県民福祉プラザでスポーツ医科学講座を開いた。人気グループ「EXILE(エグザイル)」のTETSUYA(テツヤ)さんらが講演や意見交換をし、スポーツによる事故や傷害防止へ、子どもの頃から健康的な食事や運動習慣を身に付けることの大切さを考えた。
講座には、市民や学校教員、スポーツ指導者など約350人が参加した。
TETSUYAさんは青森県などで中学生のダンス運動のデータを集めるなど、ダンスをスポーツ、教育など多面的に捉えて研究している。講演では「子どもたちは僕らがやっているような現代的リズムのダンスを楽しんでいる。青森県でも39校を調べて、現代的リズムのダンスが一番多かった」と説明した。
講演後は子どもたちに「夢に向かって毎日切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」と呼び掛け「運動が苦手でも何か楽しいことを見つける方向に心を向けるのがいい。2020年東京五輪でもいろんなスポーツから感動やドラマを感じて好きな物を見つけて」と語った。
このほか、青森山田高校男子新体操部の荒川栄総監督や小野寺晃彦青森市長ともトーク。青森大学男子新体操部OBらでつくるプロパフォーマンス集団「BLUE TOKYO」の春日克之さん、八戸市の食育料理家・なぎさなおこさん、AKカンパニー所属の栄養士・佐藤由衣さんがアスリートの食生活や、食事における栄養バランスの大切さを紹介した。
