秀山祭九月大歌舞伎 | ★★★まなひのきまぐれにつぅ~らつら☆2★★★

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観たこと・感じたことを忘れたくないなぁ~。
観劇、旅行、散策など、そして自身の病気のこと。
その時感じたことを誤字脱字沢山だけど気まぐれに書いてます。
誤字脱字は気が付いたら直すけどね。

秀山祭九月大歌舞伎
2008年9月2日(火)~2008年9月28日(金)

 

2008年9月12日(金)昼の部 3階4列12番

 

「竜馬がゆく 風雲篇」

 

【ものがたり】公式HPより

池田屋事件の後のこと。幕府海軍塾の塾頭となった坂本竜馬(染五郎)は、時代の変革のために多くの血が流れていることを憂慮しています。同じく土佐藩の郷士である中岡慎太郎(松緑)は血気にはやっていますが、これを竜馬は諌めるのでした。
 そして風雲急を告げる京の街で、竜馬はおりょう(亀治郎)という娘を救い、旧知の船宿寺田屋のお登勢(吉弥)に匿ってもらいます。やがて薩摩藩の西郷吉之助(錦之助)と対面した竜馬は、日本のために長州藩と手を結んでくれと頼み、西郷もこれを了承します。しかし竜馬に危機が迫り…。

出演者

染五郎  坂本竜馬 
亀治郎  おりょう
吉 弥  寺田屋お登勢  
松 緑  中岡慎太郎
錦之助  西郷吉之助  

この作品が観たくて昼の部購入。
うぅ~ん。いまいち。
竜馬の大きさが感じられないし、ドタバタしているし場が変わるたびに長い暗転だし…
もう少し、やる場面を絞ってやるべきだなと。
楽しみにしていた分残念。

 

「ひらかな盛衰記 逆櫓」

 

【ものがたり】公式HPより

摂津福島に住む松右衛門(吉右衛門)は、婿を亡くした船頭の権四郎(歌六)に入り婿して逆櫓の技術を習得し、源義経の乗る船の船頭に任じられます。一方、権四郎は娘のおよし(東蔵)と、およしが先夫との間に儲けた槌松と共に巡礼に出かけましたが、騒ぎに巻き込まれて槌松を取り違えてしまいます。そこで取り違えた子を槌松と名乗らせ育てていますが、お筆(芝雀)という女中が現れ、権四郎が取り違えた子を返してくれと頼み、本物の槌松の死を告げます。
 これを聞いた権四郎は、松右衛門に槌松の仇を討ってくれと頼みますが、松右衛門は態度を一変させます。実は松右衛門は木曽義仲の遺臣樋口次郎兼光で、権四郎が取り違えた子こそ、義仲の遺児の駒若丸。樋口は義経に近付き亡君の仇を晴らそうと、この家に入り婿したのでした。
 そこへ船頭の富蔵(歌昇)、九郎作(錦之助)、又六(染五郎)が、逆櫓の技を習いに来るので、松右衛門は海上へ向かいますが、これは松右衛門の正体を知る船頭たちの策略で、樋口は捕手に囲まれてしまいます。やがて権四郎の訴人により、畠山重忠(富十郎)が姿を現しますが、駒若丸を槌松と言って救おうとした権四郎の配慮に拠るものと知った樋口は、潔く縄に掛かるのでした。


出演者

吉右衛門  船頭松右衛門実は樋口次郎兼光
芝   雀  お筆
歌   六  漁師権四郎  
歌   昇  船頭明神丸富蔵  
錦之助    同灘吉九郎作  
染五郎    同日吉丸又六  
東   蔵  松右衛門女房およし  
富十郎    畠山重忠  

子供を捕物騒動に巻き込まれ、取り違えたのに気が付くも取り返せず、その子を大切に育てていくが、実はその子は木曽義仲の遺児駒若丸。
お筆がやって来て、槌松は殺害されてしまったが、駒若丸は返してとやって来る。
やりとりの中で、余計な一言を発し、泣くのを我慢していたじいちゃん権四郎を怒らせてしまう。
せりふ忘れちゃったけど、言うのが早すぎ&余計な事を言うなぁ~と呟く私。
そんな中寝ていたはずの婿の松右衛門が登場し、素性を明かし、義理の仲だけど、「我が子が主君の若君で、自分の武士道と忠義のために宿命だから諦めてくれと。
この言葉で、武士の舅だから諦めちゃうのね。
義に生きるのって、今の時代には無いことなので、それはそれで格好良さを感じるときもあるけれど、
権四郎が最初に言っていた、「前夫の子だから平気なんだ」の方が人間味溢れているよなぁ~
この作品は、前半が人情後半が時代なので、観ている側の気持ちも錯綜してしまう。
義経が乗船する船の船頭に命じられていた、松右衛門は、他の船頭達に逆櫓の技術を教えていたが、
実は樋口次郎義光だとバレていて、捕獲が始まる。
駒若丸を守る手段を考えていた、舅の権四郎は畠山重忠に訴人した事を知った樋口から出たのは、「飼い犬に手をかまれた。
後で理由を悟るけど、武士道や忠義って一体何なの?と疑問だらけの作品だった。

 

「日本振袖始」

 

【ものがたり】公式HPより

瓊々杵尊の妃に定められた咲耶姫の姉の岩長姫(玉三郎)は、十握の宝剣を奪い、生贄に差し出された稲田姫(福助)を呑み込みます。実はこの岩長姫こそ八岐の大蛇で、稲田姫と共に供えられた毒酒を飲んで酩酊し、ついに毒蛇の本性を顕すと、素盞鳴尊(染五郎)に討たれるのでした。

出演者

玉三郎  岩長姫実は八岐大蛇 
染五郎  素盞鳴尊  
福 助   稲田姫

 
前半はつまらないなぁ~と思いながら観ていて、後半岩長姫が八岐大蛇になってからは凄い。
大蛇と分身の妖艶な動きで美しく目を離すことが出来ない。
大蛇は、1匹1匹だったり、八岐大蛇だったりと縦横無尽に暴れ回る。
ただただ凄いと観いいるばかり。

初めて立った、大薩摩を観ることが出来、三味線の早引き?の力強さに圧巻。 

 

2008年9月18日 夜の部 三幕目 幕見

 

「河内山」

 

【ものがたり】公式HPより 

御数奇屋坊主の河内山宗俊(吉右衛門)は、和泉屋清兵衛(歌六)と上州屋の後家おまき(吉之丞)に頼まれ、松江家に腰元奉公するおまきの娘を救いに向かいます。
 松江家の当主である松江出雲守(染五郎)は、おまきの娘浪路(芝雀)に執心し、妾になれと迫っています。近習の宮崎数馬(錦之助)はこれを諌めますが、北村大膳(由次郎)に浪路と密通していると讒言されてしまいます。怒る出雲守は数馬を手討ちにしようとしますが、家老の高木小左衛門(左團次)が押し止めます。
 そこへ寛永寺の法親王の使僧が入来します。この使僧こそ河内山で、浪路を帰すことを渋る出雲守を窘め、今回の一件が法親王から幕閣へと伝えられたら、松江家はお取り潰しになると脅します。さすがの出雲守もこの言葉を聞いて、浪路を帰すことを了承します。こうして役目を果たした河内山は、屋敷を後にしようとしますが…。

出演者

吉右衛門  河内山宗俊  
染五郎    松江出雲守  
芝  雀   腰元浪路  
錦之助    宮崎数馬  
桂  三   近習大橋伊織  
宗之助    同黒沢要  
種太郎同  米村伴吾  
吉之助    同堀江新六  
吉之丞    後家おまき  
由次郎    北村大膳  
歌  六   和泉屋清兵衛 
左團次    高木小左衛門  


吉右衛門丈の悪巧み系の役好きだなぁ~

御数寄屋坊主なのに、生臭さ坊主。
質屋の娘が松江公の妾になるのを結納が済んでいるので、断った騒動を質屋の後家から聞き出し、
娘救出に200両の金子をふっかけるなんて、人の弱みに付け入るなんて、悪党にもほどがあるが、
東叡山寛永寺の門主に化けるなんて、肝っ玉の座った悪人で、吉右衛門丈の含んだ表情がこれまた良いんだよねぇ~

大向こうで「待ってました」とこの話の最高にすっきりする場面(江戸庶民は大名家を見下しているので、スッとしたらしい)が、セリフが聞こえない。
何を言っているのか分からない。
あ~歌舞伎って、どうしてこんなにセリフ聞き取りづらいんだろう。
特に歌舞伎回しなセリフ回しの時。

ただ、偽河内山だと重役にばれて、開き直り事の顛末を話しているのは、
セリフが聞こえなくても、相当悪さをして、腹が据わっている人だというのは分かる。
でもそれは直参であるからだけど、それを苦々しく見送る出雲守と重役に「馬鹿め」と言い去っていくのは、江戸庶民がすっきりする気持ちが分からなくもないけど、「悪に強気は善にもと」解釈が違うかも知れないけど、ワガママ放題の殿だと民や家来が非常に困るけど、直参と言う立場を使い悪さをする河内山。
どちらもどちらでしょうね。

セリフが聞き取れていれば、もっと楽しさ倍増だったかも知れないけど、
ふてぶてしく、かつ大胆な河内山セリフのあちらこちらに沢山笑いの要素が散りばめられていて、
プスッと笑いながら観られた作品。

芝のぶさんは、お世話になっているブロガーさんの日記でびっくりするほど登場が少ないと聞いていなかったら、かな~りショックだったかも。
でも八月納涼大歌舞伎に沢山出演したので、致し方がないけど、二幕目の一場のみ…
渡しのシーンは、毎回思うけど、芝のぶさんの立ち振る舞いや声の良さが際立つ。