演劇集団キャラメルボックス『すべての風景の中にあなたがいます』
2009年3月5日(木)~2009年3月29日(日)@新宿FACE
2009年3月11日(水)13:00 10列15番
【ものがたり】公式HPより
4月、イラストレーターの滝水浩一は、熊本と宮崎の県境にある、白鳥山に登った。山頂近くで、突然の雨。上から駆け下りてきた女性とともに、洞窟に飛び込む。女性は、滝水がいれたコーヒーを飲むと、また雨の中へと去っていった。一冊の手帳を残して。手帳の最後のページには「藤枝沙穂流」と書いてあった。数日後、滝水は手帳を届けるため、沙穂流の家を訪ねる。ところが、その家に住んでいたのは、「藤枝詩波流」。よく似た名前だが、沙穂流とは全くの別人だった。はたして、沙穂流はどこに?
出演者
岡田達也 滝水浩一
温井摩耶 藤枝沙穂流
細見大輔 加塩伸二
左東広之 藤枝沙知夫
岡田さつき 藤枝詩波流
久保田晶子 今村芽里
多田直人 長者原元
稲野杏那 天草志路美
原作:梶尾真治「未来(あした)のおもいで」(光文社文庫)
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未来(あした)のおもいで (光文社文庫)
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脚本・演出:成井豊+真柴あずき
前説で、『光の帝国』出演者による童謡をパロディにした注意事項や宣伝。
あれさぁ~見入っちゃって、携帯の電源逆にOFFにし忘れそうなんだけど(笑)
嫌いな作品じゃない。キャラメルボックスらしい作品。
成井さんがブログライター取材で仰っていたけど、梶尾さんをリスペクトしているからこそ原作は読んでいないけど、互いの相乗効果が合わさった結果が出ていると思う。
ただ、それがSFなんだよ~と言われそうだけど、浩一が死んでいるなら分かるんだけど、33年後の沙穂流会えたんだろう?
それは疑問に思っちゃならないんだけど…
それに沙穂流の両親が死んでしまってはいるけれど、両親が18年後熊本大震災で死ぬからって言われたのを信じたのが不思議。まぁ~信じていないから死んだんだろうが…
成井さんが堂々と二人は恋をしたと仰っていた。
コーヒーも良いけれど、死ぬのを分かって白鳥山に登山をしたんだから、二人が出会った時、抱きしめるなりして欲しかったかなぁ~あ!キャラメル的にはないか…
出来れば、2時間で観たかった。
達也さん、さすがに安定をしています。
ジャイアンとかピンクとか言われているけれど、浩一の一途で繊細さが良く伝わってきた。
細見くん、ご自身のブログを拝読した時にキャラメルらしさで悩まれていたけど、良くも悪くもキャラメルらしさが出ていたと思う。
でも、昔は肩に力が入っているのが、こちらから観て分かったけど、客演を続けていて、その肩の力が抜けているのが、先日観た作品で感じたのに、別にキャラメルらしさではなく、今の細見大輔らしさを逆に出させてあげれば良いのにと思ってしまった。
稲野さん、新人らしい演技ですな。
発声がね~高い・高い。キャラメル新人女優の出し方ですな。
でも、数年も立てば、多分真ん中に立てる女優になっていると思う。
成井さん好きそうな感じがするしね。



