歌舞伎座新開場柿葺落『壽初春大歌舞伎 夜の部』
2014年1月2日(木)~2014年1月26日(日)@歌舞伎座
【ものがたり】公式HPより
加古川本蔵の妻戸無瀬と先妻の娘小浪が、山科の大星由良之助宅を訪れます。戸無瀬は出迎えた由良之助の妻お石に、由良之助の一子力弥と許嫁である小浪との祝言を望みますが、今は浪人であることを理由に、お石は輿入れを拒否します。絶望した戸無瀬と小浪が自害を決意するところへ、虚無僧に姿を変えた加古川本蔵が現れます。本蔵は、塩冶判官が高師直を討とうとするのを自分が妨げたことを深く後悔し、わざと力弥に討たれます。由良之助は、我が身を捨てて娘の婚礼を懇願する本蔵の心根に感じ入り、仇討ちの志を明かします。手負いの本蔵から聟引出として師直邸の絵図面を受け取った由良之助は、虚無僧の衣裳を借り、仇討ちに向けて出立するのでした。
出演者
戸無瀬 藤十郎
大星由良之助 吉右衛門
お石 魁 春
小浪 扇 雀
大星力弥 梅 玉
加古川本蔵 幸四郎
何回か九段目観ているけど、一番年齢層が高い九段目だった。
幸四郎さんと吉右衛門さんが同じ作品に出ているの初めて観た。
多分、珍しいのかしら?
【ものがたり】
新年を迎えた隅田川のほとり。大勢を乗せた渡し船がやって来るところへ、萬歳と才造の二人連れがやってきます。その場に居合わせた人々は、白酒売の言い立てを皮切りに順番に踊り始め、それぞれの芸達者振りを披露します。そして、萬歳と才造が柱立ての祝いに始まる三河萬歳のご祝儀を軽妙に踊るところ、雨が降ってくるので、皆は船へと乗り込むのでした。
出演者
萬歳 梅 玉
通人 翫 雀
大工 橋之助
田舎侍 彌十郎
芸者 児太郎
白酒売 孝太郎
女船頭 扇 雀
才造 又五郎
お正月らしい演目で、おめでたい作品なので、歌舞伎を観ているわ!と実感出来る作品。
「東慶寺花だより」
【ものがたり】
井上ひさしの同名小説を原作とする新作歌舞伎です。江戸時代、幕府公認の縁切寺として知られる鎌倉の東慶寺には数多くの女性が離縁を求めて駆け込んでいました。医者見習の信次郎は、そういった女性たちの身柄を預かる御用宿柏屋に間借りをしており、滑稽本の作者として物書きに興じています。そこで信次郎が巡り合う、明るく朗らかなおせん、臆病者の惣右衛門とその妻お陸、柏屋の主人源兵衛、院代の法秀尼たち。信次郎が様々な出会いを通して、人々の心の機微、人情の温かさ、そして新しい一歩を踏み出そうとする女たちの強い想いに触れながら、成長していく物語です。
出演者
信次郎 染五郎
法秀尼 東 蔵
柏屋主/源兵衛 彌十郎
おぎん 笑 也
堀切屋三郎衛門 松之助
美代 虎之介
おせん 孝太郎
惣右衛門 翫 雀
お陸 秀太郎
NHKの放送を観ていたら面白そうなので、楽しみにしていた。
新作歌舞伎だから、観やすいし、離縁(縁切り)を題材にしているけど、暗さないし、面白かった!
何より芝のぶさんがお勝役で出演も台詞もたくさんあってそれが楽しさをよりアップさせた。
職場の同僚7人引き連れての観劇。
初歌舞伎の人ばかりだし、普段観劇とかもしない人たちなので、少々私は不安だったけど、『東慶寺花だより』が観やすかったこともあって楽しんでくれたみたいなので良かった!
観劇前に『歌舞伎 冬景色から早春へ』を見学
今回は、残念ながら展示品の説明係りの人してくれなかった。
雪を降らせる道具があって大人が降ってもなかなか雪が落ちてくれないんだけれど、
一緒に行ったお子ちゃまが降るとたくさん雪が降ってきた。
力だけじゃダメなのね。


