外科のフロアのナースステーションを早足ですぎ、セキュリティパスが無いと入れないドアの手前で
「あ、行くの?」
会えました。
主人、ほんと超ギリギリ。
貴重品のカギを渡し、ハイタッチ。
「ご主人は部屋でお待ちください」「部屋の移動は一緒にやります」と言ってくれた看護師さん。その間10秒もないような。
じゃあねー。と手を振って私たちはエレベーターホールへ。
…昔、主人が腎臓の生検やるときに(昔なので今のように簡単に日帰りでは生検ができなかった)私、間に合わなかったんですよね待っている間中、これが最後だったらどうしようとか、ずっと考えちゃっていたので会えてよかった。
13:40
手術室があるフロアへ。
えここ、いつも診察にきているフロアじゃん?待っている患者さん、いっぱいいるんですけど。この中を坊主頭の原始人みたいな手術着きているおばちゃんが横切るの?
と、思いながら手術室へ。
まさかのトイレのお隣にありました。っていうかこんなところに手術室があるなんて気がつかなかった。今まで。
扉をあけるとそこには今日担当してくださる麻酔をはじめとした先生と看護師さんがずらっと。
全員女子!ちょっとうれしい
「はーい。座ってください。」と、壁際の椅子に座ると隣にあるパソコンを見ながら確認事項をつぎつぎと読み上げていき担当の方が答えていきます。
「緊張しています?」「緊張してきました」
こんな会話をしながら体温や酸素濃度などを計測して、ここまで連れてきてくれた看護師さんたちとはお別れ。
「では行きましょう」とさらに扉の向こうの部屋へ。
そう、ドラマで見るあのライトがあるお部屋に入りました。
「こちらに座って靴を脱いで。寝てください」
手術台って暖かい。えー!気持ちいい。そして上にかけてくれる空気が入った上掛けみたいなのも暖かい。
足が緊張で冷たくなっていたので、温まって気持ちよくなってきました。
左手に点滴の針を入れ、「おでこに電極はって、ちゃんと麻酔がかかっているかどうか見ますからね」とおでこを何かで拭いてピタピタとつけられ、執刀医登場。
左腕に手をおいてくれていました。人がさわっていてくれるって、すごく安心します。
「はい、麻酔入れますよー。だんだん見えているものがガタガタしてきますよー」
「息吸ってください。もう終わりましたよー。」
えっ?のどがイガイガして咳が出る。あー、のどがヒリヒリする。ゲホゲホ。
そして目にガーゼ?をかけられガラガラ運ばれ、主人のありがとうございました。という声。
多分16:30頃、私は外科のフロアに戻ってきたのでした。