4回目。最終回。
ACは想像以上に手ごわかったです。
パクリに比べて点滴の針は長いし(赤い点滴がものすごく強い薬のため、液体を血管にとどまらせず一気に流し込むために長い針を使うと看護師さんは言っていました)、副反応が辛い。
もともと血管が細いのもありますが、この長い針が入るまっすぐな血管がなかなか見つからないのも毎回のプレッシャーでした。
むかーし、小学生の時に肺炎をおこし、一カ月ほど毎日点滴をしていたので血管が細くなってしまった(この時は近所に通っていた病院の看護師さんが住んでいたため、出勤前に点滴の針を入れに来てくれていました。絶対現在ではできない医療行為よね)ため、それ以来採血などはベテランさんにお願いしたい私。
今回は前回と同じ看護師さんで。
よーーーく血管を選んでくれて、一発で入りました。
採血も終わり、結果出るまで1時間と言われましたが、そのあとの診察がむちゃくちゃ混みあっていて。
診察のあと、友達が来てくれてランチする予定だったのであせる。
そして、その激混みっぷりの中で呼ばれた部屋の前に行くと「今日はチームの先生方の診察が混みあっていて遅くなってしまうので、代わりの先生にみてもらいます」とベテラン看護師さんにつげられ。入った部屋には私がむちゃくちゃよく知っている先生がいらっしゃいました。
「●●さん、初めましてですよね~」とおっしゃったあなたは、乳腺外科部長先生ではありませんか
中待合室のポスターで毎回お目にかかっております。
部長先生って代打やるんだ~。ってちょっと意外に思ったけれど、確かに私が行っている鍼灸院もご新規さんに院長先生が入ったりしますもんね。
本当は最後の診察で先生の意見など聞きたいこともあったのです。
でもすっかり抜け落ち、自分の手術の要求(全摘)をストレートに言ってしまい(本当は「先生の奥様だったら全摘と部分摘出どちらを選ばれますか?」とか聞きたかった)すんなりすべてが通ってしまいました。
いや、いいんですけどね。要求は通っているわけだし。
でもせっかくこんなすばらしいシチュエーションは無いっていうのに、私のバカ
手術の予定を見てくれて、「全員女医先生!」と先生方をアサインしてくださり。
そのあと嬉しかったのは、パクリが終わった後のMRIとエコーの結果を見てくれて「薬、よく効いているね。消えているじゃない」と言って下さったこと。
正直、他の先生方は消えているとはっきりとは言って下さらなかったり、レポートには少し残っているみたいな書き方をされていたので少しもやっていましたが、こうやって口に出していってくれるとやっぱりうれしいしほっとします(もちろん100%ではないことはわかっています)
再建は考えていますか?という質問もされましたが、考えていません。と返したところ、一番シンプルな方法ですが効率的(と、いう言い方はされていませんが、こんなニュアンスでした)ですね。とおっしゃったので、再発だけは避けたいと思っていた私にはこの選択でよかったんだ。と解釈しました。
そんな診察終了後、手術までに必要なことをLineでお知らせしてくれるページを登録しダッシュでランチへ。
オンコロジーセンターには13:30までにもどらなければいけなかったので1時間ぐらいしかおしゃべりできず、二人とも消化不良で解散し(いや、入院したら喋りにきてくれるっていってくれているからいいんですけどね)、いつものお部屋で点滴し、お薬をいただいて帰路につきました。