ご覧いただきありがとうございます。

理学療法士として本業をしながら、リハビリテーション組織のマネジメントについて考え向き合っている徳嶋慎太郎です。

この記事を読むと、リハビリテーション組織のマネジャーは何をするのか考えるきっかけが得られます。

では早速いってみましょう!

マネジャーは誰のことを指すか

ここでいうマネジャーは、部門の責任者、管理者を指します。

役職で言えば、課長、係長、技師長、室長などでしょうか。

チームリーダーなどの立場を指してはいません。

マネジャーの役割とは何か

マネジャーとは何をする人なのでしょうか?

マネージャー(英: manager)は、普通名詞としてはマネジメントを行う者や機構を、肩書(Manager)としては部門管理者や支配人などを指す。
Wikipediaより引用

Wikipediaによると、マネジメントを行う者とあります。

それでは、マネジメントとは何でしょうか?

経営学者として有名なピーター・ファーディナンド・ドラッカーの著書「マネジメント 基本と原則」にはこう記されております。

マネジメントには、自らの組織をして社会に貢献させるうえで三つの役割がある。それら三つの役割は、異質ではあるが同じように重要である。 
①自らの組織に特有の使命を果たす。マネジメントは、組織に特有の使命、すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する。
②仕事を通じて働く人たちを生かす。現代社会においては、組織こそ、一人ひとりの人間にとって、生計の資、社会的な地位、コミュニティとの絆を手にし、自己実現を図る手段である。当然、働く人を生かすことが重要な意味を持つ。 
③自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。マネジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解決に貢献する役割がある。

組織特有の使命を果たす

働く人を生かす

社会問題の解決

マネジメントにはこの3つの役割があるとしています。

これら3つの役割を担う人こそ、マネジャーと言えるでしょう。

リハビリテーション組織のマネジャーは何をするのか

さて、リハビリテーション組織のマネジャーは何をするのでしょうか?

臨床現場で対象者との個別リハビリをして、スタッフに背中を見せることでしょうか?

それが大切な行動である場合もあります。

しかし、ドラッカーが説明した3つの役割を思い出してみましょう。

組織特有の使命を果たす、働く人を生かす、社会問題の解決、とありました。

臨床現場で背中を見せる行動は、本当に最適解でしょうか?

あなたの組織特有の使命は何ですか?

使命を言語化できますか?

働く人、つまりあなたのまわりのスタッフを生かすことはできていますか?

そのスタッフのパフォーマンスは成長していますか?

あなたの組織はどんな社会問題を解決していますか?

マネジャーとして、これらと真摯に向き合っていくことが大切だと考えます。

その上で、臨床現場での個別リハビリで背中を見せることが最適な行動であればするべきでしょう。

プレイヤーの時とは、とるべき行動が変わります。

そこを理解し、マネジャーとは?について考えて実行していきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

徳嶋慎太郎