審査員資格の観点からみた「ISO 9001」 | 京都で働くコンサルタントのブログ
2016-07-16 07:02:01

審査員資格の観点からみた「ISO 9001」

テーマ:品質マネジメント
皆さん、こんにちは。
(株)マネジメント総研の小山です。

ISOの審査をするには審査員資格が必要です。

その審査員資格を取得するためには、研修受講、試験合格、経験等の要件を満たすことが必要となります。

また、一度取得すれば永久に効力を発揮するわけではなく、「継続的専門能力開発(CPD)」等の実績の申請が求められます。

私は、タイトルの「ISO 9001」に関しては、品質マネジメントシステム(QMS)審査員資格(JRCA)を持っています。

「ISO 9001」は2015年に改正されたことから、この審査員資格も2015年版での登録に移行が必要となります。
(規格発行から3年後の2018年9月14日までに移行が必要)

JRCA(マネジメントシステム審査員評価登録センター)では、2015年版への移行要件として、以下2つの選択肢が設けられています。

・「ISO 9001」2015年版に関する研修受講
・「2015年版の理解を示すレポート」提出


そして、この「2015年版の理解を示すレポート」には、記載すべき項目が7つ挙げられています。

これは、審査員が2015年版で審査を行う際に理解しておかないといけないポイントであり、また、QMSを運用する組織が2015年版に移行する際に押さえておくべきポイントでもあると考えられます。


その7項目とは以下のとおりです。

(1) 規格改訂の目的
(2) 他のMS規格との整合化、附属書SLの採用
(3) リスクに基づく考え方の採用、トップマネジメントの
  リーダーシップ強化等(附属書SL採用による変更)
(4) プロセスアプローチ採用の強化
(5) パフォーマンス重視、結果重視
  (手順・文書化要求の削減、規範的な要求事項の削減を含む)
(6) サービス業への配慮、要求事項の明確化
(7) 改訂規格の活用、自身の対応


この項目に照らして規格を読めば、改正ポイントを押さえることができると考えられますので、QMSに関わりのある方、興味のある方は、ぜひ、実践していただければと思います。


ちなみに私は、お客様のQMS(品質マネジメントシステム)を2015年版に移行するコンサルティングを早くから実施していることもあり、研修受講ではなく、このレポート提出にて、QMS審査員資格の2015年版への移行手続を滞りなく完了しております。


またその際、「(4) プロセスアプローチ採用の強化」の中でも触れたのですが、規格の箇条0.3.1に記載されている以下の内容は、QMSを効果的に活用する上で重要な着眼点だと考えております。

品質マネジメントシステムでプロセスアプローチを適用すると、次の事項が可能になる。
a) 要求事項の理解及び一貫した充足
b) 付加価値の点からの、プロセスの検討
c) 効果的なプロセスパフォーマンスの達成
d) データ及び情報の評価に基づく、プロセスの改善

こちらもぜひ意識していただければと思います。


以上、今回は【審査員資格の観点からみた「ISO 9001」】について書かせていただきました。
ご参考になれば幸いです。





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