2020年12月、星の動きの上で大きな転換期を迎えました。
12月17日、土星は水瓶座入りし、
12月19日、木星も水瓶座へ。
そして12月22日、水瓶座で木星と土星がタイトに重なる「グレートコンジャンクション」。
これは、サインも地から風へと移動するタイミングの「グレートミューテーション」となることから、「風の時代」の幕開けと言われています。



木星は約1年ほど、土星は約2年半ほどでひとつのサインを通り過ぎます。足の速さが違うので、グレートコンジャンクションが起こるタイミングも約20年に一度となってきます。「風の時代」とは、そのグレートコンジャンクションが風サイン(双子座、天秤座、水瓶座)で約200年間起こり続けることを指しています。



風の示す「情報、コミュニケーション」などの象徴に木星、土星が関わってきます。
土星が「骨組みを作る、枠を作る」とすると、木星はその中で可能性を「拡大」していくことになります。
現在滞在している水瓶座の象徴のひとつに「インターネット」があります。例えば教育の場においてだと、今よりもっとオンラインの授業が増えたり、塾や講座などももっと設備が整ってどんどんそれが主流になっていく。実際に会わなくても、遠くにいて繋がることが当たり前になってきます。そのことがどんどん進むことによって、反対にリアルに会うことの価値も上がっていくんだろうなとも感じています。



それと同時に今古い「型」が目に見えてどんどん変化しています。
山羊座に現在滞在する冥王星がその世界を変容させ続けています。冥王星は「死と再生」を示します。そのサインの示す世界を破壊して作り変えていきます。



縦社会、年功序列の社会。男性優位の会社の仕組み。政治の世界なんてまさにその典型です。
実際にこれで発展して来た歴史はあるし、その全てを否定するつもりはないけれど、今は明らかに変化、変容のタイミングだと感じています。



「女性性」「横のつながり」「自由・平等」
これらはこれからもっと必要となってくるし、そういう流れが自然と加速していくと感じます。
男性も女性も「男性性」「女性性」を自分の内に持っています。ただ、女性の方が女性性を得意としているという傾向はあります。
男性は縦のつながりを得意とし、上下関係などにも敏感な人が多いかもしれません。「横のつながり」「共感」は女性の得意とする事柄のひとつ。
ネットの世界なんかも横のつながりを加速させます。誰とでも気軽に繋がって、会話ができます。



水瓶座の世界観が木星、土星などの星によって発展していき、山羊座の世界観を冥王星が終わらせ作り変えています。
このダイナミックな変化の時期に、できるだけしなやかでありたいと私は思います。



風は「情報」を司ります。これからの時代、情報の選択がさらに重要になっていきます。
ニュースなどで流れる情報をそのまま鵜呑みにするのをそろそろやめる。
自分が不安になったり、苛立っているのは何故なのか?自分の中に入っているどの情報、常識がそうさせるのか。立ち止まって考えてみてもいいかもしれない。



情報は人を幸せにもするけれど、今は不安にさせていることの方が多いと感じます。
私たちは受け取る情報を選べます。誰かに主導権を持たせず、自分で幸せな情報に意識を向けて。しなやかに柔軟に、今を歩いていきたい。