私は会社勤めをしていた頃、ビジネスに関する本をよく読んでいて、当時は「効率的に働くにはどうしたらいいか」を常に考えていたように思います。(効率化は最後まで課題でした…。)
特に「時間の使い方」については興味があり、今でもそういう本が出ていると、つい手に取ってしまいます。

全てのものを「効率的に」とは思わないけれど、本から得られる情報で日々の生活に活かせるものもとても多いと感じます。

今日は「時間の使い方」に関する本の中から、オススメのものを少しご紹介します。













メンタリストDaiGo著『超集中力』(かんき出版)と精神科医樺沢紫苑著『神・時間術』(大和書房)です。

朝起きてからのゴールデンタイムを有効に使うこと、時間帯や場所によって向いている仕事があること、運動や睡眠の重要性など、どちらにも共通する内容が書かれていたりと、とても興味深いです。

ホルモンの分泌のことなど、アロマなど学んで来たことと繋がっている部分もあり、より興味を持って読むことができました。

時間を上手に使うことで、「忙しい」毎日ではなく、「豊かな」毎日を過ごすことができるようになります。

ただ、時間を有効に使いたいと思っていても「集中力」が続かず、いろんなことができずに先延ばしになってしまうことがあります。

このことについて『超集中力』では解消方法が語られています。

まず「集中を妨げるのは迷い」だと著者は言います。

「選択肢が多すぎると決断できない」と言い、「何か決定しなくてはいけない細かいことを、頭の中で『やりかけのまま』『先延ばし』にしておくと、無意識に気にした状態が続き」、脳が疲れてしまうのだと言っています。

この部分を読んで、私はとても納得しました。

簡単なことも、後回しにすればするほど面倒くさくなってしまうのは、真実だと感じます。

OL時代、簡単な雑務も、後回しにすればするほど手を出すのが億劫になって、なかなか着手できないことがよくありました。もちろん優先順位をつけるのは大事だけれど、簡単な仕事を自分で難しくしてしまっていたんだと今になって思います。
脳はずっと気にした状態が続くため、着手せずとも疲労していたのです。

これは日々の生活でも当てはまることです。

「食後の洗い物は休憩してからやろうかな。」と家事をついつい後回しにしてしまったり、「英語の勉強、取り掛かるの明日からでもいいかな。」と目標とすることになかなか取り掛かれなかったり。

著者は判断や決断を減らし、「習慣化」することが大切だと述べています。
意思決定するべき課題を即座に処理してしまうことで、脳の疲労を防ぐことができ、他のことに集中力を発揮することができるようになるのです。

「洗い物は食後すぐに取り掛かる」「英語の勉強は◯時から」と決めておくこと、それを習慣化して「当たり前のこと」にしておくことで余分なストレスはなくなります。

日々の生活の中で、選ぶ場面が少なければ少ないほど集中力は上がります。

有名なエピソードで、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが公の場に出る時にいつも同じ服装だったことが語られています。

これはジョブズの仕組み化のひとつのエピソードですが、ジョブズの生き方がよく表されているエピソードだと感じます。


“   もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?   ”


彼の言葉に、ハッとさせられます。


有意義に時間を使えているだろうか。

選択肢だらけの毎日に、迷ったり、悩んだりしてないだろうか。

後回しになって、したいこともできていないんじゃないだろうか。

本を読むことで、今の自分に足りないものを気づかされます。

興味ある方はぜひ読んでみてください。


“ HDIGABTT? ”