興味深い記事を見つけたので、ご紹介します。

 

非浸潤性乳管癌(DCIS)や遺伝性乳癌は乳房全切除か部分切除か

新しい診療ガイドラインにおける乳癌手術のトピックス

(第26回日本乳癌学会学術総会・患者セミナーより(第1回))

 

出典:がんなび

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201806/556187.html

 

私が興味を持ったのは、前半部分です。

非浸潤性乳管癌(DCIS)や遺伝性乳癌は乳房全切除か部分切除か

 

乳管内に収まっているので、局所治療で治すことができるというのが根本的な考え方」と竹内氏は説明する。DCISは悪性度によって低グレード、中間グレード、高グレードの3つに分けられ、そのグレードによって治療を決めていく。DCISの治療選択肢としては、乳房全切除術、乳房を部分的に切除して癌を取り除く乳房温存療法、あるいは乳房温存療法に加え、再発を防ぐため術後に放射線療法を行う方法がある。

 乳癌診療ガイドライン(2018年版)の外科療法の章には「非浸潤性乳管癌に対して乳房温存療法は勧められるか?」(BQ1という質問項目がある。

この質問項目に対しては、確定的な答えとして、「浸潤癌における乳房温存療法の適応に準じて行う」と書かれている。つまり「組織学的に癌が取りきれて、乳房の形もきれいに残せるだろうという範囲で切除がおさまれば、部分切除もいいだろう」(竹内氏)ということだ。

 

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ガイドラインは乳管内に収まっていれば、局所治療で直すことが出来るというのが基本!!

 

私はもう切除してしまったので今更どうすることも出来ませんが、、、

私の場合、術前診断はDCISでした。しかし最初から全摘を勧められました。理由は、再発率の差という説明だったと思います。

どうしても残したければご希望に沿う形に出来ますが、再発率が...って言われて。

 

術式ももちろん、全摘の方がやさしいんだろうなと思います。

残そうとすると、その際の見極めが難しいですからね。

 

ただ、この3か月間アメブロの皆様のブログを拝見してきましたが、再発率に差がない(浸潤がんですが)ということで部分切除した方の中に、残念ながら再発してしまった方が散見されます。

統計を取った訳ではないのですが、そしてたまたまかもしれませんが、全摘からの再発の方がブログ数が少ないように感じます(あくまで私のフィーリングです)。

 

割と初期の段階での全摘か部分切除か、というテーマの結論を出すのは容易ではないように個人的には思いました。