私は有名人じゃないので、そんなに立派な啓蒙活動なんて出来ません。影響力も小さいですしね。
でも、足元の小さな活動ならできる。
体験談、なんてそんな大げさなものじゃないけれど、私が婦人科の担当医や親友に背中を押されて受診したように、誰かの背中を押すことが出来て、それが早期発見に繋がればいいなと。
婦人科の先生に背中を押された後でも、わたしはすぐに乳腺外科に行かなかった。その2週間後くらいに親友とお茶している時にその話をすると、
”なに躊躇してるの?出来ることなら、今すぐ首根っこ捕まえて、あなたをクリニックに連れて行きたい! (その日は祝日だったので)、明日!会社を休んで明日にでも行かないと!”
それで私はやっと重たい腰を持ち上げて、翌日、クリニックに検査予約を入れたんです。
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乳がんが分かったとき、職場の仲良し同僚たちにしこりを触ってもらいました。こんなごつごつしたのがしこりなんだよって。
ほんとだ、ある!ある!って、3人の同僚は何度も代わる代わる私のしこりに触れていました。
興味とか意識を持ってもらうことってすごく大事なことですからね。
先日、親友に再建した胸を見せましたが、彼女は看護師なので、例えば今後友人知人で受診を躊躇している人がいれば、”良性かも知れないし、仮に悪いものだったとしても、きれいに再建できるよ。私、見せてもらったことあるけど、きれいでびっくりした。怖がらないで”って言うようなことをきっと言ってくれると思うんですね。
昨日は、元上司、同僚、同期が退院祝いをしてくれたのですが、その同僚(女性)には再建した胸を触ってもらいました。
いや、全然分からない、大きさも柔らかさも、と言って、何度も触っていました(笑)。
これからも友人知人に意識と興味を持ってもらえるよう、小さな活動を重ねていきたいと思います。