高校時代からの長い付き合いの親友は、私が入院中、仕事の合間を縫って毎日お見舞いに来てくれました。

 

既にこちらのブログに書いていることですが、私の母は乳がんでとうの昔に他界しています。

父は10年前に脳梗塞と心筋梗塞を併発し、身の回りのことが出来ず、子供たちは仕事があり世話が出来ないため

今はリハビリ病院に入院中です。

 

私は家族がこういう状況ですので、彼女が毎日顔を見せてくれたのは本当に有難かったです。

手術の日も、午前中半日、いてくれました。

1週間以上、絶対安静だったので、着替えはたくさん用意していたのですが、彼女が下着まで洗ってくれました。

 

本当に感謝してもしきれません。

 

ところで今日、彼女の家に行く用事があったので、胸の脇の傷と、再建した胸を見てもらいました。

彼女の専門は乳腺外科ではないので、再建した胸を見るのは初めてだったそうです。

 

その出来栄えに驚いていました。

こんなにきれいに出来るものなの?と。

パッと見ただけじゃ全然分からないよ。胸の傷は脇にあるから、前から見たんじゃ本当にわかんない。

これならほとんど気にせず温泉も行けるねって。

 

今の医療技術って本当にすごいんだね、って言っていました。

 

私自身はこの出来に少しだけ不満があるので(先生ごめんなさい)、そんな風に言われると思ってなかったんですね。

意外でした。

 

私の不満は、細かいんですけども、元の胸とはやはり形が違うし、肌の色もまだちょっと黒っぽくて、あと脇の下の傷があるからちょっと引っ張られて形が変だし(ちょっとだけですが)、左右差もあるし、脇の下の傷は長いからブラを付けた時、下着からはみ出てしまうこと、なのですが、

 

”人間の体は元々左右非対称。私だって大きさ違うよ~”って言われてしまいました。

 

確かにそうなんです。耳だって眼だって同じ大きさではないですもんね。

頭ではわかっているんですけど、一方で、最上級を求める自分がいたりします。

 

傷を褒められて(?)、嬉しいような、でもこんな傷ない方がいいに決まってるって気持ちもまだ捨てきれず(諦め悪いです)、複雑な気持ちでした。